パッケージ |
トイザらス限定商品 EX-01 ビルドロン |
「EX-01ビルドロン」は、「SC-26スペリオン」、「SD-21ブルーティカス」に続いて登場した、スーパーリンク5体合体チームの最後のひとつだが、このチームのみトイザらス限定商品としての発売となった。2004年11月17日発売。店頭販売価格4999円。同日には、トイザらス限定で商品展開されたビーストウォーズ・リターンズの初回導入分5種(BR-01〜05)も同時発売されている。 建設車両型ロボット5体合体セット。G1キャラクターの「ビルドロン部隊・巨人兵デバスター」のリメイク商品的な位置付けになるが、同一世界観の前作「マイクロン伝説」ですでにデバスターの名称が使用されている為に、合体ロボット形態の名称はG1でのチーム名である「ビルドロン」が充てられている。また、G1デバスターでは6体合体だったが、今回は5体合体構成なのが大きな違い。この為、単体ロボットの名称は、G1キャラクターを踏襲しているが、ミキサー車型TFの「ミックスマスター」の名称が外されている。 スペリオン、ブルーティカスと同様に、中サイズのロボットが胴体に変形し、小サイズのロボット4体が手足に合体する方式。手足ロボットは、2種類の型しか無く、リペイントで2体ずつに増やしている。合体ロボットモードでは、4体どれでも左右の手足のどこにでも合体する事ができる。これは、G1当時の「スクランブル合体」シリーズと同様のギミック。 海外では、2004年の秋から2005年の春先にかけて順次単品で発売されたが、日本ではセット商品のみの発売。スペリオン、ブルーティカスは、海外製品とクリアパーツの色味が異なったが、ビルドロンは海外版と同色になっている。尚、海外版との違いは海外の該製品の項目に掲載している。 |
スカベンジャー
ビ−クルモード |
ロボットモード |
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合体時の中心になるリーダーロボットの「スカベンジャー」は、主に鉱山で使われるフロントショベル式の大型パワーショベルに変形する。バケット下面の開閉部は掘削物をそのまま車両に積み込む為のもの。説明書によれば、このバケットには「バンカーシャベル」という名称が付けられている。ロボットモードでは、そのバンカーシャベルがそのまま左手になり手首は無い。基本的な関節部分は、ほぼ可動するフリーポーザブル仕様で、両ヒザにはマイクロンジョイント、バケット内にはスパーククリスタルがある。尚、バケットにはマイクロンを合体させる事が可能な軸が更に2本あるが、基部のモールドが無いので、厳密にはマイクロンジョイントでは無いかもしれない。 ■キャタピラパーツのジョイント キャタピラパーツの左右には使途不明の突起がある。これは本来、ロボットモード時に腰のパネルを固定する為のものと思われるが、製品では左右が逆に組み立てられている為に、全く機能しない謎の突起になってしまっている。 この日本版に限らず、海外版製品や、2007年に発売されたリペイント製品等、同型の全ての製品が同じ向きに組み立てられており、なんらかの事情があるのではないかと思われるが、真相は不明。ネジを外して左右を入れ替えれば、腰のパネルを使って本体を固定する事ができる。(右図参照) |
キャタピラを組み替えた状態 |
スクラッパー&ボーンクラッシャー
スクラッパー | |
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ボーンクラッシャー |
スクラッパー、ボーンクラッシャーは、それぞれ同型のショベルカーに変形する。バケットは可動式で、アームの中央にあるクリスタルにエネルゴンスターを取り付ける事ができる。付属の武器パーツは「エナジークロー」と呼ばれ、ビークルモードでは折り畳んだ状態で車体後部に取り付けるようになっている。 ロボットモードでは、基本的な関節が可動するフリーポーザブル仕様。エナジークローは説明書には持たせ方の指示は無いが、パッケージ写真ではクローをコの字型に展開した状態で持たせてある。また、海外版製品のパッケージや説明書では、握り手のみを展開した棍棒のような形状の武器として手に持たせるように指示されている。画像では、両方の状態を掲載した。 |
エナジークロー装備形態 |
ロングハウル&グレン
ロングハウル | |
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グレン |
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グレン、ロングハウルは、クレーン車に変形する。「シザークレーン」と名付けられた、クレーン部分は旋回伸縮可能で、基部にはエネルゴンスターを取り付けられるクリスタルがある。 クレーンの先端には、付属の武器パーツ「エナジーハンズ」を取り付ける事ができ、巨大なクレーンアームとして使用できる。 ロボットモードでは、基本的な関節が可動するフリーポーザブル仕様だが、クレーンがそのまま左腕になる点はスカベンジャーに似ている。エナジーハンズは、クレーンに取り付ける事も、右手に持たせる事も可能。 |
エナジーハンズ装備形態 |
スーパーリンク・ビルドロン
5体合体モード「ビルドロン」は、手足を自由に入れ替える事ができ、パッケージには、バランス型、スピード型、パワー型等の組み換え例やスペリオン、ブルーティカスとの組み合わせ合体例も掲載されている。画像は、基本形態のバランス型。 合体モードでは、他の2体の5体合体戦士と異なり、ボディが左右非対称となっているのが特徴。合体状態でも関節部分がある程度は可動するように設計されているのが、スーパーリンク版合体戦士の特徴で、ビルドロンでは、頭部、両肩、股関節、両ヒザが可動する。 アニメでは、ビルドロンの胸の中央にエネルゴンスターを付けているシーンがあるが、玩具では再現できない。 |
海外での名称は以下の通り。 ボーンクラッシャーのみ、日本版と同名にして、G1ビルドロン部隊でも使われていた名称だが、他は全てG1キャラクターとも日本版とも異なる名称。 |
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ビルドロン | CONSTRUCTICON MAXIMUS(コンストラクティコン・マキシマス) |
スカベンジャー | STEAMHAMMER(スチームハンマー) |
スクラッパー | SLEDGE(スレッジ) |
ロングハウル | DUSTSTORM(ダストストーム) |
ボーンクラッシャー | BONECRUSHER(ボーンクラッシャー) |
グレン | WIDELOAD(ワイドロード) |
また、海外では“CONSTRUCTION TEAM”(コンストラクションチーム)というチーム名が付けられている。 |