トランスフォーマー・キスぷれ

第41回放送 2007年1月16日



 今回のドラマは、やはり冒頭に声優3人が参加しているが、本編はシャオシャオの担当。2010の時代へ行くお話。

 おしえてTF情報局では、スパークボットのデザイン完成のお知らせ等。


●エピソード概要

 再び、マキシマス戦艦ごと時間移動を開始した一行。スパークボットが言うには、オールスパークのかけらを全て集めないと元の世界に戻れないという。今度の探索はシャオシャオの番だ。白い球体にキスをすると、鳥型のザンゲツに変形した。

 ここは、2005年のセイバートロン星。シャオシャオは、超巨大な球体がロボットに変形していく様子を目撃する。これこそがユニクロンであり、今はユニクロン戦争の真っ只中だったのだ。この戦争でコンボイは戦死し、メガトロンはガルバトロンに転生した。
 シャオシャオはロディマスを見つける。その姿は、話には聞いていた「ロディマスコンボイ」だ。マトリクスの力で、ユニクロンは緑色のエネルギーを撒き散らしながら爆発していく。そして、ロディマスに投げ飛ばされたガルバトロンは、地球とは違う方向へ飛んでいく。この後、一体何が起こったのだろうか…。

 突然、時間の流れは進み、2010年のアセニア星に現われたシャオシャオ。ここにもロディマスコンボイの姿があった。シャオシャオ達にとっては近未来の世界である2010年のロディマスは、ホットロディマスとしてキスプレイヤー達と共闘した後、ウルトラマグナスに預けたマトリクスを再び受け継いで新総司令官ロディマスコンボイへと返り咲いたのだろう。その勇姿に見惚れるシャオシャオ。だが、その戦いの相手を見て愕然とする。キスプレイヤーらの活躍で宇宙へ放逐した筈のガルバトロンが復活しているのだ!

 状況を把握する間もなく、ザンゲツはシャオシャオにオールスパークのかけらの回収を指示する。ロディマスにキスをすると、光るかけらが浮かび出て、この時代での任務は完了。シャオシャオはロディマスの活躍に後ろ髪を引かれながら帰還の途についたのだった。


■2010年

 今回のドラマは、「トランスフォーマー ザ・ムービー」のラストシーンから、「2010」の時代までを扱っているが、これは丁度キスぷれの前後の時代にあたり、キスぷれでの設定と、本来のアニメ劇中描写との矛盾点に触れられている。
 キスぷれ本編と矛盾するのは、ロディマスに投げ飛ばされたガルバトロンの進路。キスぷれでは、そのまま地球に衝突した事になっているが、アニメ本編では惑星スラルに辿り着いた事になっていた。キスぷれドラマCDの完結編では、ガルバトロンは再び宇宙に放逐されており、その後スラルに到達したと解釈すれば、いちおう矛盾無くストーリーは繋がるのだが、わざわざドラマ中で疑問を投げ掛けている以上、伏線としてなんらかの答えが用意されているものと考えるのが普通だろう。

・ドラマ中、「ユニクロンが緑色のエネルギーを撒き散らしながら爆発していく。」という描写があるが、緑色のエネルギーとは恐らく、マトリクスの英知の光だろう。劇中でも実際、体の内部から緑色の光を発しながら爆発している。

・2010年のロディマスが戦っていたアセニア星とは、「2010」第1話で、銀河系オリンピックが開催されていた星。2010のアニメでは、これ以降は登場せず単なるオリンピック開催地以上の意味は無かったが、次作「ザ☆ヘッドマスターズ」では、サイバトロン本部のある重要拠点として描かれる。ちなみに、アセニアという名称そのものも2010の日本語吹替え版であらたに名付けられたもので、原語版では特に名前は無い。

・今回のドラマ中に、「コンボイ司令官がつぶしたマトリクスをホットロディマスが開放して(以下略)」というセリフがあるが、これは恐らく、「つぶした(潰した)」では無く「のこした(遺した)」の読み間違いだろう。

・「おしえてTF情報局」では、今回のドラマに合わせて、2010のリーダー、ロディマスコンボイとガルバトロンが紹介。やや時期が外れるが、アストロトレインの玩具も登場して声優に3段変形をチャレンジさせていた。
 また、スパークボットのデザインが紹介され、声優達がデザインした各アイテムにプリントされるマーキングの由来を説明。この放送の後の1月19日には、タカラトミーのキスぷれサイトにて画像が公開されている。販売方法、時期、価格等、この時点ではまだ不明。

 尚、今回は、12月28日発売の玩具製品、オートルーパーxあたりに付属のドラマCD4のレビューも同時にアップしている。

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