OPTIMUS PRIME

(オプティマス・プライム)



パッケージ


 2004年度向けシリーズ“Transformers:Energon”の第1弾商品の一つとして、アメリカでは2003年12月頃から発売された、新バージョンのオプティマス・プライム。日本では、一部仕様を変更した商品が「SC-01 グランドコンボイ スーパーモード」として発売される。

 エネルゴン版オプティマスも前年に引き続きトレーラートラックに変形するが、今回はコンテナ部分が付属ビークル4台の格納庫となっており、その4台のビークルとの合体で大型ロボットモードを形成する。コンテナは、基地モードに変形するが、ロボットモードのオプティマスとの合体機能は無い。本体ロボットには、5種類の電子サウンドギミックが内蔵されている。

 設定上では、前作のオプティマスとは同一世界の同一人物で、新たなトレーラーモードを再スキャンした姿とされている。



トレーラーモード

後方

ビークルモード

 ビークルモードのトレーラートラックは、前作よりもさらに未来的な印象を受ける。
 パッケージの写真等では、キャブの上に大型ロボット時の頭部パーツが変形したアンテナ状の構造物を展開した状態になっているが、説明書では上図の様に畳んだ状態になっている。キャブの後部には、ミサイル発射機能を持った銃を装着できる。

 コンテナの後部には、アンテナとジャッキ状のパーツが付属しており可動させる事ができる。上図右の後部から見た画像は、ジャッキを降ろしてアンテナを展開した状態。コンテナの後面には大きくオートボットのエンブレムがプリントされている。

 前作から引き続きミニコンが登場する為、パワーリンクスジョイントも健在だが、今回は合体による解除ギミックは無い。オプティマスには、キャブ側面とコンテナ側面上にそれぞれ左右計4箇所のジョイントがある。



ロボットモード

後方

ロボットモード

 キャブの変形したロボットモードは、胴体が大きく手足が細いややバランスの悪い体型だが、関節の可動部分は比較的多く、頭部、肩、ヒジ、フトモモ、ヒザが可動する。

 頭部のデザインは、ノーマルな「コンボイ顔」だが、マスクには「ビーストウォーズ」CGアニメでのオプティマス・プライマルのような「口」がモールドされている。
 左肩にモールドされている円形の部分は内部にオートボットエンブレムがモールドされたクリスタルが内蔵されている。

 ビークルモードと同じく、パッケージの写真等では、後方に大型ロボットモードの頭部パーツが変形したアンテナが展開した状態になっているが、説明書では畳んだ状態になっている。
 
クリスタル


■他商品との組み合わせの一例
  

 ビークルモードのミニコンジョイントにミニコン・ファイアボットの武器モードを装着。ロボットモードの右手には、ストロングアームの「エネルゴンウエポン」、左手にはウルトラマグナス付属のレクイエムブラスターを装備。



タワー基地モード

■エネルゴンタワー

 コンテナは変形してタワー型の基地になる。その変形は単純で、コンテナの正面部分を下面なるように倒して、各パーツを展開する。4台のビークルが収納できるように仕切られたハッチにはそれぞれ「OP1〜OP4」のモールドがあり、OP2以外のハッチは側面のレバーをスライドさせる事でビークルを押し出して発進させる事ができる。OP2のハッチは他と違い前方には開閉せずに、側面が開いてヘリポートになる。

 説明書では、この基地モードは単に“TOWER”(タワー)と記載されているが、パッケージでは“Energon tower”(エネルゴンタワー)と説明されている。



OP1
(消防車)

OP2
(ヘリコプター)

OP3
(ドリル戦車)

OP4
(潜水艦)

■アサルトビークル

 コンテナに収納される4台のビークルは、説明書等では“Assault vehicle”(アサルトビークル)と総称されている。それぞれ、OP1〜OP4のロゴがプリントされ、コンテナのハッチナンバーに対応している。これら4台のアサルトビークルは、大型ロボットモードの手足に変形し、本体ロボットと合体する。

 OP1はオレンジ色の消防車に変形し、ハシゴは上下に可動し1段階だが伸縮もする。運転席の上部にある消化砲と思われるパーツは左右に可動する。
 OP2はヘリコプターに変形し、コンテナ収納時にはテイルとローターを折り畳まなければならない。
 OP3はドリル戦車で、手で押してコロ走行させると車体下面のローラーとの連動でドリルが回転する。
 OP4の潜水艦には、特にこのモードで使う固有のギミックは無いが、大型ロボットモードの腕に変形した際のクローが可動する。

 
OP3下面のローラー


大型ロボットモード

手足を入れ換えた状態

■パワーリンクス・スーパーオプティマス・プライム

 本体ロボットと4台のビークルが合体して形成される大型ロボットモードは、説明書等によれば“POWERLINX Super OPTIMUS PRIME”(パワーリンクス・スーパーオプティマス・プライム)と呼ばれている。

 本体ロボットは、両腕を左右に伸ばし、足首を折り畳んだ状態で4台のビークルが変形した手足を装着する。
 4台のビークルは、それぞれが左右の手足どこにでも合体が可能。OP1とOP2の手首は左右のどちらにも使えるように親指が拳の中央にモールドされている。OP3はドリルアーム、OP4はクローアームとして使用できる。


 説明書には無いが、OP1の運転席前部を展開したカバーは、内側に折り畳む事ができ、腕にはこの為に一つ可動個所が設けられている。(パッケージの写真では折り畳まれた状態)


 大型ロボットモード用の頭部は、他モードではアンテナ状に展開されており、これを折り畳んでヘルメットとして本体ロボット頭部に被せる形になる。ヘルメットの接続アームには本体頭部に軸位置を合わせた可動部分があり、ヘルメットを被ったままでも多少は左右に首を動かす事ができる。


 大型ロボットモードに合体した状態でも関節の可動部分は健在で、先の頭部の可動に加え、フトモモとヒザも本体ロボットの可動部分がそのまま生かされている。ビークルが変形した腕部も肩とヒジが可動し、アクションポーズが取れる。




OP1カバー収納


ヘルメット装着


ヘルメット接続部可動軸

■サウンドギミック


 サウンドギミックは本体に集中しており、別売りの単4電池2本が必要。全部で5種類のサウンドとLED発光ギミックが搭載されている。

 本体ロボットの背中にスイッチがあり、スイッチを1〜4の任意の場所に合わせてその上のボタン(飛箱状のモールドの2段目)を押すと、OP1〜OP4の活動中をイメージしたサウンドが鳴る。1がクラクション音、2がローター音、3が走行音、4がソナー音と思われる。

 最後の5種類目のサウンドは、大型ロボットモードの胸部カバーを開き切るとボディ側面にあるボタンが押され、合体完了をイメージしたと思われるサウンドが鳴り響くと同時に胸の中央のLEDが点滅する。
 

背中のスイッチ

サイズ比較



本体ロボット

合体モード

 前作、アルマダ版のオプティマスとの比較。
 本体ロボットのサイズはほぼ同じだが、合体モードではシステムの違いの為に大きく差が開いている。双方共に同じ商品グレードだが、エネルゴン版はコンテナを合体に使用しないのも全体のボリュームが少ない要因のひとつ。

エネルゴン・トップページに戻る。

inserted by FC2 system