SPYCHANGERS:2

Basic 2packs wave2


 RIDベーシックサイズ第2弾として登場した、スパイチェンジャーと同規格の商品で、日本では未発売のRIDオリジナル商品。その元になったのは、当初“Transformers Generation-2”の1996年度展開向けに企画されていた、“Go-Bots”の新規開発アイテムで、ビーストウォーズ展開の決定によって発売が中止されていた物。試作品の存在から、金型の存在は確実視されていたが、今回5年ぶりに陽の目を見る事となった。

 先に発売された、6体のスパイチェンジャースと同じく、2体セットでの販売で、同様に説明書、バイオ&テックスペックに関しては一切の記述が無い。4体中、3体までが、既存キャラクターと同じ名称が付けられているが、G2時に開発された段階では、そのような意図が無かったであろう事は言うまでも無い。
 名称以外の設定は一切存在せず、当然ながらアニメにも登場しない為、彼らに関して、スパイチェンジャーの名称で呼ぶのが適切なのかどうか判らないが、ここでは、便宜的に彼ら4体を“Spychangers:2”とした。


PROWL 2 -- SIDE SWIPE

カーモード

ロボットモード

カーモード

ロボットモード


■PROWL 2

 名称の“PROWL 2”とは、デラックスサイズの“PROWL”(マッハアラート)との同一性を示す物だと思われるが、名称以外の設定が一切記載されていないので、同一人物であるか否かは不明。
 本来、同一人物として名称を付けたかったのかもしれないが、カーモードのモチーフとなった車種自体が異なり、ロボットモードでの姿にも共通性が見られない為に、「2」としてお茶を濁したのでは無いかと推測されるが…。(唯一、パトカーである点のみ共通している。)

■SIDE SWIPE

 スポーツカー型に変形する。“SIDE SWIPE”の名称は、G1キャラクターに使用されていた名称だが、カーモード、ロボットモード共に姿形、カラーリングとも共通点は見出せず、同一人物である事を意図したネーミングの可能性は低いと思われる。


SIDE BURN DAYTONUS

カーモード

ロボットモード
--
カーモード

ロボットモード


■SIDE BURN

 デラックスサイズの商品と同一の名称を持ち、カーモードのモチーフとなった車種、カラーリングも同一で、SIDE BURN(スピードブレイカー)とは同一人物の別バージョンとしてネーミングされた可能性は極めて高いと思われる。PROWLとは異なり「2」という表記も無い。とはいえ、ロボットモードでの姿には、全く面影は無いのだが。
 実際、両者とも、同一人物だとして、どういう状況を想定しての新フォームなのかも判然としない。

■DAYTONUS

 レースカー型のキャラクター。今回の4種の中では唯一、同名キャラクターが存在しない。


銃の収納:

 旧スパイチェンジャーでは、カーモード時に余剰パーツとなった銃だが、今回の4種では、ロボット時の足の間に挟む形で収納する事が出来る。
 商品には、変形説明が記載されておらず、パッケージでも銃は外した状態で梱包されている為に案外見落とされがちな点。(右図参照)

銃の収納。
胸部変形:

 今回の4体では、ロボットモードでの胸が胴体に密着せずに、少し浮いた形になっているが、これは、変形時の干渉を避ける為に意図的に設計された物だと思われる。
 旧スパイチェンジャーでは、カーモードからロボットモードに変形する際に、まず、足を伸ばしてから腕を引き出し、最後にボンネット(胸)を倒す様になっていたが、今回の4種では例外もあるが、ボンネットを倒してからでないと、腕を引き出せない設計になっており、この為、ボンネットと腕が干渉しない様にロボットモード時に胸が完全に胴体に密着しない様にする必要があったのだろう。タイヤが腕に干渉しないギリギリの位置で止まる様になっている事に注意。

失われた2体:

今回、RIDオリジナル商品として復活した1996年版“Go-Bots”だが、海外のファンサイト等で公開されている試作品の写真では、今回の4種以外に4WDランドクルーザー型とスポーツカー型の2体の存在が確認されている。
 この未発表の2体に関しては、現在の所、RIDでの発売予定は無い。

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