サイバトロンに登場した、2名の新キャラクター、「インディーヒート」と「レッカーフック」は、 過去、1997年初頭にアメリカの玩具チェーン店”Key−Bee”で限定発売されたシリーズ ”Machine Wars”のラインナップ中の自動車型トイ2種を、仕様変更した物。 いずれも、レバーを跳ね上げると、スプリングが連動して、カーモードからロボットモードに 一瞬に変形するが、これは、ビーストウォーズの小型商品の一部(ラットルやテラザウラー等) にみられた物と同じギミックで、一般的に、「一発変形」と呼ばれる物。 今回のカーロボット仕様では、スパイチェンジャーや、メタルビースト等、他の流用商品と 同じく、大幅に彩色部分が増えており、一部のパーツはメッキ風に処理されている。 また、”Machine Wars”版では、シルバーに成形されていたウィンドウや目のパーツが、 本来の意図通りのクリアーパーツで成形されており豪華な印象になった。 |
インディーカーモード |
ロボットモード。 |
その名の通り、インディーカーから変形するキャラクター。 脚部には、銃とバレルが内臓されており、取り出して接続すると 大型の銃として使用できる。アニメの設定では、バレル非装着の 状態ではインディーショット、装着した状態では、インディーガンと 呼ばれている。 リアウイングには、「FLIP CHANGER」とプリントされているが、 この、フリップチェンジャーとは雑誌記事等によれば、いわゆる一発 変形タイプのTFのカテゴリ名として当初予定されていた名称らしい。 ただし、実際の玩具のカテゴリ名に使用されたことは、国内、海外 共に今のところは無い。”Flip”とは、物を弾いたり、めくったりする事 を表す擬音語で、この変形システムの特徴を言い表している。 |
インディーショット 銃の収納 |
レッカー車モード |
ロボットモード |
レッカー車から変形する交通機動隊員。パトカーから変形する マッハアラートも交通機動隊員の肩書きを持つが、スペックの 階級の数値は、レッカーフックの方が2ポイント低いので、上司 と部下の関係になるのだろうか? フロントグリルを外して銃身を折り曲げると銃として使用出来る。 アニメでは、レッカーガンと呼ばれる。このパーツを外さなくても、 ロボットモードへの変形には支障が無い。 フロントグリルのメッキ処理やウィンドウのクリアーパーツ化によ って、”Machine Wars”時代よりも大幅に精密感が増している。 |
ボディ前面 |
上述の通り、海外では、ショップ限定品として登場したアイテムだが、その前身は 本来、”Generation−2”の1996年度向け商品として開発されたもので、ビースト ウォーズへの路線変更に伴なって、発売がキャンセルされていた。 ”Machine Wars”では、これら、自動車タイプの2種(色替えで4キャラクター)の他 に、ジェット戦闘機タイプの物が2種(こちらも色替えで計4キャラ)と、ヨーロッパ版19 92年度商品から中〜大型アイテム4種が仕様変更して発売され、全12種のラインナ ップとなっていた。 このうち、ジェット戦闘機型の新作2種は、日本国内でも、カラーリング等を変更して、 1998年に「ビーストウォーズ セカンド」のスラスト、ダージとして発売されている。 |
Mirage |
Prowl |
Hoist |
Hubcap |