スパイチェンジャーは、海外で1995年度に発売されたミニカー型ロボットのカテゴリ”Go−Bots” を仕様変更したもの。いずれも、いわゆるトミカサイズの自動車から変形する。 もともとのGo−Botsが、1/64サイズのミニカーとしてのプレイバリューを考慮に入れた設計だった 為に、「カーロボット」シリーズの”リアルな自動車が変形する”というコンセプトにもマッチしたアイテム と言えるだろう。 「スパイチェンジャー」では一切触れられていないが、車輪には、金属製の車軸が 通されており、手で押し出すと高速で走行させることが出来る。 基本的には、カラーリングを変更しただけだが、新たなギミックとして、ボディのどこか1ヵ所に手で擦っ て温めると浮かび上がるサイバトロンマークが隠されている。秘密エンブレム付きの小型自動車型TF と言うと、海外で1985年に頒布された、ミニスパイ(Minispy)を思い出すが、今回のネーミングの由 来も、もしかしたら、そこにあるのかもしれない。 6体の名称は、それぞれ頭文字が50音順になっており、そのカラーリングは、ユニークで、どれも名称 から連想される意匠をデザイン化したプリントが施されている。 彼ら6人は、車に偽装して偵察活動をする忍者部隊と設定されているが、皆、1度見たら2度と見間違 う事は無い様な特徴的なカラーリングである。 尚、元になった、”Go-Bots”に関しては、TF研究室内「Go-Bots」と、TF紳士録 1995年リスト内 「ゴーボッツ」を参照のこと。 |
ロボットモード
カーモード
左から順に、 C−005 忍者首領 アートファイヤー その名の通り、炎をデザインしたファイヤーパターンがプリントされている。 C−006 鳥人忍者 イーグルキラー ボンネットに、ワシをデザイン化した意匠がプリントされている。 C−007 破壊忍者 ウォーズ ボンネットに”戦”、サイドには、”WARS”のプリントが。 C−008 引力忍者 エックスカー ボディがクリアー成形されており、その裏側からメタリックグリーンを塗装することで、 内部メカが透けて見える様な面白い効果を生んでいる。名称は、「X線」からか。 C−009 猛進忍者 オックス ボディ全面に、牛柄がプリントされている。名は体を表し過ぎである。 C−010 狙撃忍者 カウンターアロー フロント部分に、矢じりをデザイン化したプリントを持つ。 C−011 スパイチェンジャーDX6体セット 上記6台のボックスセット。単品売りは、ブリスター台紙である。 |
スパイチェンジャーのセールスポイントの一つ、 ボディに隠されたサイバトロンマーク。 図は、エックスカー。透明ボディとその裏側から の彩色が確認できる。 |