テレもちゃビーストウォーズ

TM-08 アルカディス

デストロン/制空戦闘兵

 2007年3月22日頃、テレもちゃビーストウォーズ・シリーズ第1弾商品8種類のひとつとして発売。

 アルカディスは、「TM-07コラーダ」と同じく、本来は「ビーストウォーズ・ネオ」に登場したキャラクターで、始祖鳥に変形するデストロン。キャラクター設定はネオ時と同一で、スペック数値も同じ。ネオ時と同一キャラクターと解釈して差し支えないと思われるが、初代ビーストウォーズのキャラクターとの共演に関する理由付けはされていない。
 付属DVDには、ビーストウォーズ第20話「ジャングルぐるぐる」が収録されている。


シソチョウモード

ロボットモード


 テレもちゃ版アルカディスは、ネオ時の製品と比べて、全体に彩色部分が増やされており、元からカラフルだった始祖鳥の羽根の彩色は全面的にグラデーション塗装が施され、非常に美しい仕上がりとなった。

 ロボットモードでは、翼を前後に折り畳んだ、ポンチョを羽織ったような独特な姿になり、この翼の中の胸部には、同時期のビーストウォーズ製品に見られる共通意匠であるスパーククリスタルが内蔵されている。左腕は始祖鳥の首がそのまま。

 アルカディスは、BWネオで発売された後、海外で2000年に「ビーストマシーンズ」の1カテゴリである「ダイノボッツ」シリーズで「エアラプター」としてリペイント版が発売されているが、今回のテレもちゃ版では胸のスパーククリスタルがこのダイノボッツ版のものになっている(トリケラトプスの横顔をモチーフにしたエンブレム。)。

 付属DVDのジオラマストーリーでは、コラーダとアルカディスがライバルとして扱われ、ナレーションでは両者の戦いを「大自然の対決」と称している。コラーダとアルカディスはBWネオ当時はそれぞれ別のキャラクターが対決相手になっており、大自然の対決という名称も今回が初登場。

ロボットうしろ


スパーククリスタル

各部ギミック

 始祖鳥モードでは、翼の上面のスイッチを押すと、スプリングで翼が延び、同時にストッパーが外れて翼に懸架された羽根型の爆弾「ウイングボム」が投下される。さらに、翼の先端を展開すると連射レーザーガン「ウイングガンドレッド」が現われアタックモードになる。

 右腕には武器ギミックが内蔵されており、尻尾羽根を180度回転させると連動して銃が展開し、手首に持った状態に収まる。この銃はキャラクター設定文によれば「ファウンダーショット」と名付けられている。これらの武器名は、ネオ時から変更されていない。






ウイングボム&
ウイングガントレット展開

アタックモード
(ウイングガントレット展開状態)



ファウンダーショット展開

ネオ版との比較

 カラーリングに関して、特に翼は旧製品では彩色の無かった裏側や伸縮部にも表面と同様の彩色が施され、その他、ビーストモードの手首、足首等、元製品では成形色のままだったに部分にも新たに彩色が加えられている。成形色は、どれも旧製品と色味が変わっている。また、成形色の配置が一部入れ替わっている部分もあり、より全体の色調にフィットした配置となっている。翼の表面の伸縮ギミックのスイッチが、旧製品の金色から緑に変わった点は、もっとも判り易い変更だろう。

 画像は、いずれも左から、ネオ版、テレもちゃ版、エアラプター。


ロボットモード


始祖鳥モード


始祖鳥上面


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