テレもちゃビーストウォーズ

TM-07 コラーダ

サイバトロン/陸上戦闘員

 2007年3月22日頃、テレもちゃビーストウォーズ・シリーズ第1弾商品8種類のひとつとして発売。

 コラーダは、本来「ビーストウォーズ・ネオ」に登場したキャラクターで、コブラに変形するサイバトロン戦士。キャラクター設定はネオ時と同一で、スペック数値も同じ。ネオ時と同一キャラクターと解釈して差し支えないと思われるが、初代ビーストウォーズのキャラクターとの共演に関する理由付けはされていない。
 付属DVDには、ビーストウォーズ第11話「さよならラットル!?」が収録。


コブラモード

ロボットモード

 今回のテレもちゃ版ではネオ版とあまり印象が変わらないが、全体の成形色や彩色表現に生物的な要素が加えられ、ややおもちゃ的だったネオ版よりリアルな雰囲気になった。

 コブラモードでは、口の中にウォーターガンが内蔵されており、頭頂部のパネルを押す事で実際に水を発射する事が出来る。また尻尾は胴体から中ほどにかけてはボールジョイントで、残りは一軸関節で可動する。

 ロボットモードでは、テンガロンハットのような頭部と、背中になるコブラのボディがマントのように見え、ガンマンのような風貌になる。左肩には、当時のビーストウォーズ商品の共通意匠だったスパーククリスタルが内蔵されている。

 武器は、右腕がコブラの尻尾そのままのムチ「ハンドビュート」になり、左腕にはウォーターガンを装備している。
 ウォーターガンは、付属DVDのキャラクター紹介では「アームマシンガン」という名が付いているが、これはBWネオ放送時の雑誌媒体やアニメで使用された名称で、ネオ版玩具では単に「ウォーターガン」と記載されているだけだった。「ハンドビュート」はネオ時から玩具、アニメともにそのまま使用されている。

 付属DVDのジオラマストーリーでは、コラーダとアルカディスがライバルとして扱われ、ナレーションでは両者の戦いを「大自然の対決」と称している。コラーダとアルカディスはBWネオ当時はそれぞれ別のキャラクターが対決相手になっており、大自然の対決という名称も今回が初登場。

スパーククリスタル


ガンモード



うしろ

 BWネオ時の製品では、サイバトロン側には中間形態的なバトルモードへの変形が盛り込まれていたが、このコラーダは「ガンモード」として自走砲台のような形態に変形する事ができる。このモードは、説明書で「味方をガードする銃座になります。」と説明されているように、後ろに他のロボットを立たせて小型のトーチカのように遊ぶ事ができる。パネルを展開した空洞部分は覗き窓。
 ネオ版玩具のパッケージ掲載された設定では、この形態は強力な放水銃座で、尻尾をホースにして水を補給するとされている。

ネオ版との比較

 


 画像はいずれも左がテレもちゃ版、右がネオ版。

 ネオ版との主な違いは、コブラの腹側の彩色がネオ版では途中までだったのが全体に増えている点や、背中の模様にグラデーションが加えられている点が最も目立つ変更点。

 成形色は、ネオ版ではメタリック系のネービーブルーだったが、テレもちゃ版ではガンメタに近い色合いになっており、一部のモールドには茶色でスミ入れも行なわれている。

 ネオ版でベージュ色の成形色だった部分は、全て本体と同色のガンメタ成形の上にシルバーの彩色で表現されている。
 ネオ版では未彩色だった上アゴの内部もピンクで彩色されている他、細部にわたり変更点がある。

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