サイバトロン

RM-22
総司令官
ライオコンボイ


 2005年3月24日頃発売。

 1998年に発売された「ビーストウォーズ・セカンド」の総司令官「ライオコンボイ」をロボットマスターズ・フォーマットでリメイクした商品で、当時の商品とは身長で約半分のサイズ、価格も約半分になった。

 また、同時に「スペシャルDVD Vol.3」を同梱した特製カラー版が、「RM-23ライオコンボイ+DVD」として発売されている。



ビーストモード

ロボットモード

 ロボットマスターズ版ライオコンボイは、オリジナルのBWセカンド版の縮小バージョンだが、その際にプロポーションの見直しが行なわれ、ロボットモードのバランスはアニメの設定画に近づいた。縮小化に際して、変形機構の簡略化も行なわれており、特にボディの変形ギミックに顕著に見られる。この結果、ロボットモードのプロポーションの良さに比べ、ビーストモードはプロポーションが犠牲になっている。

 ビーストモードのライオンの口は開閉可能。ライオンの眼は、アニメ設定にならい黒い瞳がプリントされているが、顔面の可動に合わせて見かけ上、瞳の位置が変わるようになっており、ロボットモードでは瞳を隠す事ができる。

 ロボットモードでは、主要な関節が可動するフリーポーザブル仕様で、可動範囲が広い。ロボットの頭部は、かなりアニメのイメージに近づいた。

 オリジナルのライオコンボイは、スプリングを多用した多彩なアクションギミックが満載されていたが、このロボットマスターズ版では一部省略やアレンジを加えながらも、可能な限りの再現が試みられている。
 ライオンの前肢に収納されている「ライオンクロー」はオリジナル版同様にスプリングで展開が可能。たてがみを展開した「ライオンタイフーン」は、オリジナル版にあった、スイッチ操作での回転ギミックは省略されているが、手動で回転させる事は可能。また、オリジナル版では同じくたてがみにあったミサイルランチャーのスプリング展開ギミックは、省略されているものの、付属のオリジナル武器を装着する事で類似の形態にする事ができる(後述)。

 肩のたてがみを開くと内部にサイバトロンエンブレムのプリントがあるが、これはロボット、ビーストモード共に外からは見えず変形途中にしか露出しないようになっている。他のアイテムでは、例外無く表に見える場所にあるエンブレムが今回に限っては隠すように配されているのは、ロボットモードの左胸にモールドされた「ビーストウォーズ時代のサイバトロン」エンブレムとの競合を回避する為と考えられる。

 その左胸には、開閉可能なハッチがあり内部には「エネルゴンマトリクス」が再現されている。余談だが、近年、数多のコンボイ系玩具に組み込まれている胸部のマトリクス再現は、BWセカンドのライオコンボイがその最初のアイテムだった。
 

ロボットうしろ

ビーストうしろ


瞳を隠した状態

エネルゴンマトリクス

ライオンクロー

ライオンタイフーン

たてがみの中にエンブレム

オリジナル武器


分解状態

ダブルライオキャノン

 オリジナル武器として、合体可能な5つの武器が付属している。

 上画像の分解状態での名称は、上から順に「ゴールドファング」x2、「レーザートンファー」x2、「ライオショット」。5つを合体させると、パワーアップ武器の「ダブルライオキャノン」になる。

 ゴールドファングとレーザートンファーは、ライオンのたてがみに装備する事が可能で、これはBWセカンド版ライオコンボイのライオンモードでのミサイルランチャー4基を展開した状態からの着想と思われる。
 また、腕のカバー(たてがみ)パーツを裏返すと、ジョイント穴が現われ武器を取り付けられるが、これもセカンド版でここにあるミサイルランチャーの簡易再現といった所だろう。


ダブルライオキャノン装備

腕のカバーの裏に装備

たてがみに装備


比較

BWセカンド版ライオコンボイとの比較


ビーストモード

ロボットモード

ミサイル展開vsたてがみ装備
  

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