X−9 諜報破壊兵 メタルスジャガー

定価1800円。‘99年10月16日発売。


CGアニメ”BeastWars” の第2シーズン 11話から登場するキャラクター ”Ravage” を、メタルスチータスの
一部パーツ変更で再現した玩具である。日本では、このキャラクターは、”ジャガー”と呼称されるが、商品名
は、「メタルスジャガー」となっている。

ビーストモード

ロボットモード


このキャラクターは、元々、CGアニメ版にのみ登場するゲストキャラクターで、BWの本国であるアメリカでは、
当然、玩具も発売されていなかったのだが、ファンの間では人気が高く、個人レベルで、メタルスチータスを
改造した作品等も多くみられていただけに、今回、日本国内でのみとは言え、タカラから正式に発売されたのは
嬉しいところだろう。

また、劇中に登場する”ジャガー”のCGモデルも、メタルスチータスのCGモデルをベースに制作されている様で、
元々、形状的共通点は多いのだが、劇中ではビーストモードへの変形はしない。(代りに他の物に変形するが。)
玩具は、ベースとなった、メタルスチータスのビーストモードへの変形を残して、玩具独自の付加価値としている。
玩具名は、「メタルスジャガー」なので、”ジャガー”が、新たに生物の形質をスキャンした姿、とゆう解釈も出来る
かもしれない。


ギミック:

ジャガーは、劇中に於いて、2丁の銃を使用しているが、玩具でもこれが再現されている。
また、銃のグリップは、手首に回転軸で固定されており、内蔵のスプリングで、瞬時に銃を
構える事が可能だ。

胸のパネルは、観音開きに開ける事ができ、中には、デストロンのマークが描かれている。
ここには、付属のシールの中から他の絵柄を選んで貼る事ができる。

メタルスチータスからの変更点は、ロボット時の頭部、腕部、胸部に集中しており、他の部分は
基本的に、元のままである。パーツのコンバートのみで、金型の改修は行われていない様だ。
銃を接続する脚部のミゾも、実は、元々のモールドを利用している。

ビーストモード時に、ロボット腕部の収まりが非常に悪いのが難点である。


ステッカー:

ビーストウォーズの商品には珍しく、ユーザー添付用のステッカーが付属している。

内容は、胸内部に貼る物が2種と、肩に貼る物が、2種各2枚(各1枚予備)である。
初代メガトロンや、旧デストロンのマークが、旧来からのファンの心をくすぐる逸品だ。

しかし、胸部はともかく肩は、かなりの曲率の面なので、ハッキリ言って奇麗に貼る
事は出来ないと思うのだが・・・。


おまけ:

説明書には載っていないが、メタルスチータスにあった、ビークルモードへの
変形用のパーツが、そのまま組み込まれているので、同様にビークルモード
へ変形させる事が可能だ。

ビーストモードへの変形自体が、単なる玩具的付加価値に過ぎないのだから
こちらも大きくアピールしても良さそうな物だが・・・。


1999/10/16作成

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