トランスフォーマー・キスぷれ

第38回放送 2006年12月26日



 前回の放送で、今までのシリーズに一区切りをつけたラジオドラマ版キスぷれは、今回から新展開。
 e-HOBBY SHOP限定商品として発売される「カセットロンセット キスぷれPOSITION」の3名のキャラクターが登場し、それぞれのカセットをデザインした声優が声を担当している。今回は、3人全員が登場したが、今後も3人で続けるのか、以前のように週替りで担当が変わるのかは定かでは無い。

 おしえてTF情報局では、2006年のまとめとして、山崎正彦が出題するTFクイズに声優が挑戦。


●エピソード概要

 地球の衛星軌道上にあるムーンベースでは、3人のトランスフォーマー達が時を待っていた。彼らはすでに1ヶ月ここに足止めをくっているのだ。
 その中の一人、ロザンナは地球でアイドルデビューするのだと息巻いている。その隣で、高慢そうな性格のサンドルは、センターは自分だと言って譲らない。もう一人のメンバーのグリットは、医者である自分が何故歌を歌わなくてはならないのかと愚痴をこぼしているが、サンドルは知っている、グリットが夜な夜なエネルゴンワインを開けて一人で熱唱している事を。

 地球を眺めるロザンナは、何故この美しい地球の住人達は戦争を続けているのか疑問に思う。グリットは、それは地球人にもトランスフォーマーと同じように感情があり、その生命の営みの証拠だという。
 そんな現実に、なにか物悲しくなったロザンナは、地球で歌って皆を癒すのだと決意する。だが、地球にはアンチエレクトロンフィールドが張り巡らされているので降下する事はできないのだ。

 しかし、ブロードキャストの情報では、地球で何か動きがあったらしい。遂に、始まりの時が来た。
 カセットプレイヤーズのデビューだ!


■新展開カセットプレイヤーズ登場

 今回登場した新キャラクター3名は、勿論e-HOBBY SHOP限定商品のカセットロンセット キスぷれPOSITIONに含まれる3体のカセット戦士達。性格等は、基本的にe-HOBBY SHOPの商品紹介に掲載されているキャラクターバイオに順ずるものになっているようだ。
 エピソード概要には反映していないが、ドラマ中では、サンドルがサイバトロンに寝返った元デストロンだという事や、グリットがデストロンだという事にも言及されている。

 ドラマ中では、アンチエレクトロンフィールドに覆われた地球で、なにか動きがあったとされているが、前回までの第1期ストーリーの完結に合わせて、地球もE.D.C.管理下のトランスフォーマー排除政策が失効し、アンチエレクトロンフィールドも解除されたという事だろう。また、この情報をもたらしたブロードキャストとは、言うまでも無いが、ラジカセに変形するサイバトロンの情報員。いわばカセット戦士達の親玉だ。

 ラストで出た名称「カセットプレイヤーズ」は、カセット戦士3体による音楽ユニット名と思われる。このユニットは、サイバトロンとデストロンの混成という事になるが、この点については、ユニクロン戦争でデストロンが敗北し、休戦状態になっている為と解釈する事もできる。

 今回のドラマでは、メリッサ他、既存キャラクターは登場していないが、キスぷれの枠で番組が続いている以上、再登場の可能性はあるだろう。今後の展開で、更なる新キャラクター(=玩具新製品)が登場するのかにも注目したい。

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