トランスフォーマー・キスぷれ

第36回放送 2006年12月12日



 今回のドラマは当梨の担当回で、第33回の後日談から始まる。

 「おしえてTF情報局」では、今年発売から20周年になるファミコンソフト「コンボイの謎」が紹介され、実際に声優と山崎正彦がゲームをプレーした。
 「コンボイの謎」は当時60〜70万本を売り上げたそう。


●エピソード概要

 カユが居なくなってからというもの、当梨は無気力感に苛まれていた。
 そんな当梨に、りんごはカユの写メを送ってくれるという。カユの写真を1枚も持っていなかった当梨は、とても楽しみにしていたが、その写真はどれも当梨がりんごに受けた仕打ちと同じ様に酷いものばかりだった。カユも当梨と同じ様に、りんごに翻弄されていた事を知り、以前、カユがりんごから自分を助けてくれなかった理由を悟る当梨だった。

 突如、警報が鳴り響く。E.D.C.基地内でオートルーパーが暴れているらしい。三つの眼を赤く輝かせ暴れまわるオートルーパーの機体番号は「子02」それは、カユのオートルーパーだった。そしてどうやら、カユ本人も融合しているらしい。必死に呼びかける当梨の声にカユは気付いたようだったが…
 だが、りんごのオートルーパー子01が、ガトリングパイロンで容赦無く、カユ/子02を攻撃する。その結果に、当梨は絶叫するのだった。

 オートルーパーの中の当梨は、その心地よさに浸っていた。何も考えず、その心地よさのまま、全てオートルーパーに任せてしまえばいい。
 その夢から覚めた時、手の中、オートルーパーの手には生温かいものを握る感触があった。
 真っ赤なりんごが泣いている。それは血だった。
 一体何が起きたのか。それは自分がしたのでは無いと自らに言い聞かせるように繰り返す当梨だった。


■事の顛末は

 メリッサ、シャオシャオが最終決戦に向う一方、E.D.C.基地内でも異変が起きているようだ。第33回で姿を消したカユがオートルーパーで暴れ回るが、どのような経緯でこうなったのかは触れられていない。

 今回のドラマは、観念的な描写が非常に多く、そのまま聞いただけでは何が起っているのか状況が判らない個所が多い。エピソード概要では適宜曖昧な表現を使って明言を避けたが、個人的な解釈では、カユ/子02を撃破殺害したりんごに対して、当梨がオートルーパーと融合した本能のままにりんごを握殺したのだろうと考えている。なにしろ抽象的にしか描写されておらず、解釈が誤っている可能性は否定できないので、出来ればドラマ本編を実際に視聴した上で各自判断して欲しい所。

 他に、今回のドラマでは、第33回で疑問として残ったカユとりんごの関係について答えが出されている。また、りんごとカユのオートルーパーの機体番号(子01/02)も初めて明らかになった。現時点では、残る子03のパートナーは不明という事になる。
 作中では、オートルーパーの三つの眼が赤く光っていると言われているが、玩具版のパッケージイラスト等を見ると、頭頂部の左右にある丸いモールドが赤で塗られている事から、バイザー型のカメラアイにこの2つを含めて全部で三つという事だと思われる。

 何故、姿を消したカユが、E.D.C.基地を襲撃したのかは、今後の展開で明らかになるのだろう。多分。

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