トランスフォーマー・キスぷれ

第31回放送 2006年11月7日


 今回のドラマはメリッサの担当回。漫画版と関連した内容。
 「おしえてTF情報局」では、タカラトミーの山崎正彦がゲスト出演。


●エピソード概要

 コンボイはこのところ毎晩うなされている。
 コンボイ曰く、自分の中にもう一人誰かが居て、ずっと抵抗していないと呑み込まれそうになるという。
 コンボイが復活する際に取り込んだオートルーパーの細胞の影響のようだが、コンボイはこの細胞には、宿敵、破壊大帝メガトロンの影を感じるという。何故、オートルーパーの細胞にメガトロンを感じるのかは判らないが、コンボイはこの細胞の力で蘇った為、それを排除すれば死んでしまうのだ。メリッサは、それだけは受け入れる事はできない。
 コンボイは、メリッサが幼い頃から父の代わりのような存在であり、いつも守ってくれていた。だが、今は自分がコンボイを守る番なのだと決意するメリッサであった。


■オートルーパーの細胞

 今回のエピソードは、漫画版の描写を掘り下げた内容。
 
 漫画版第2回で、突如暴走を始めたオートルーパーがコンボイの遺体に融合しようとするシーンがあるが、今回のエピソードでは、この融合によって得たオートルーパーの細胞により死んでいたコンボイが蘇った事が明言されている。漫画版の描写では、オートルーパーに半ば融合されたコンボイにメリッサがキスをする事で復活を遂げているように見えるが、これを順当に解釈するなら、オートルーパーにより取り込まれようとするコンボイがキスプレイヤー能力により、その制御の主従関係を逆転した。つまり、逆にコンボイがオートルーパーを取り込む形で復活を遂げたという見方ができる。

 コンボイの悪夢は、漫画版第3回での描写だが、今回はメガトロンの名前も出ており、オートルーパーとメガトロンとの関係に関して疑問を投げ掛ける内容になっている。玩具版ホットロディマスxシャオシャオの解説書では、レギオンはユニクロン戦争で倒されたガルバトロンの細胞から発生したとされており、その細胞にはメガトロンをガルバトロンに転生させたユニクロンの細胞も含まれているという。
 レギオンとオートルーパーの関連性については、以前から度々、それと思わせるような設定や描写が散見されていたが、ここでオートルーパーの細胞にメガトロンの影を感じると明言させた事は、ストーリー上でレギオンとオートルーパーの関係性を繋げる為の布石となるのだろう。

■新企画発動(かも)

 今回の「おしえてTF情報局」は、山崎正彦を迎え、音声ギミック付きのTF商品の音当てクイズ等に興じる内容だったが、その最中に突如、山崎が「この番組からも新しい商品を生み出したい」との提案が飛び出した。ラジオ発祥なので音に関するアイテムを検討したいとの事で、以前の番組中で登場したカセットロンのような商品も引き合いに出しつつ、キスぷれ参加声優に設定を考えてもらおうという話に発展。実際に製品化も含め検討するとは言っていたが真偽の程は全く未知数だ。来週には、その設定が発表されるかもしれない。(されないかもしれない。)

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