トランスフォーマー・キスぷれ
第1回放送 2006年4月3日
「トランスフォーマーキスぷれ」コーナーは、全体で10分弱で、前半は「KISS」をキーワードにしたTFと少女の物語を描くドラマパートと、後半は出演声優による「KISS」にまつわるフリートークが展開される2部構成。 フリートーク部分は、視聴者からのキス経験談等も募集しており、第2回以降紹介されるものと思われる。今後、ドラマパートとの内容の乖離が著しいものとなる可能性大。 第1回のドラマパートは、主人公の少女「メリッサ」の語りによる、世界観の紹介と、彼女のパートナーとなるTF「コンボイ」との関係を説明したもの。3分程度の極短いものだった。メリッサの語りは、奇妙なイントネーションと言葉遣いだが、設定上メリッサは「言葉が訛っている」らしい。 以下、内容を要約。 ●第1回ドラマパート概要 時は2006年、メリッサの住む街には、多数のトランスフォーマーが公然と存在している。だが、TFの中には、善の属性を持つ者の他に、悪の属性を持つ者も多く居るようだ。メリッサは、TF達を人間となんら変わらない存在だと思い始めているようである。 そんなメリッサに、新しい彼氏が出来たらしい。それは、正義のサイバトロン軍団の総司令官「コンボイ」。鋼の体を持つ4メートル以上の巨人だ。 「コンボイ」は、拘束され深い眠りについていたが、メリッサのキスにより眠りから覚め、「トランスフォーム!」と叫ぶと深紅の車に変形した。 今、メリッサとコンボイの波瀾に満ちた新たな人生が始まったのである。 ●キャラクター紹介:後半のフリートーク部分からの抜粋の為、劇中設定とは異なる可能性あり。 メリッサ:フルネームは、「メリッサ・フェアボーン」20歳(CV/りりあん) アメリカ人。 パートナーは「コンボイ」で、メリッサは幼少時に救われた経験があるらしい。 シャオシャオ:(CV/鹿野優以) 中国人。運動神経抜群でカンフーが得意だが、虫やオバケが嫌い。 パートナーは「ロディマス」で、シャオシャオはカッコいい彼に夢中になっている模様。 アタリ:(CV/明坂聡美) おとなしい性格で人付き合いが苦手。勉強は得意だがスポーツはダメ。 パートナーは「オートルーパー」。量産型TFの一体だったが、アタリとキスした事で進化を遂げる。 ■KISSパワーアップ 本作において他のTF作品と決定的に異なる点は、「TFが少女とキスをする事でパワーアップする。」という基本設定だろう。現時点では、原理は明らかにされていないが、今後説明される可能性も低いと思われる。 理屈はともかくとして、番組的には、いわゆる萌え系と呼ばれる美少女ものとしてのアピールポイントを、他のトランスフォーマー作品に見られる、様々なパワーアップ要素(例えば、「イグニッション」や「エボリューション」等)にかけ合わせた、一種のパロディ的なものと思える。 ■告知展開 ラジオドラマ「トランスフォーマー・キスぷれ」は、玩具メーカーのオリジナルキャラクターを扱った番組としては、異例とも言えるほど番組開始前の告知が行なわれておらず、参加声優がウェブログに個人的に記載した情報を除けば、電撃ホビーマガジン2006年5月号のコラム「トランスフォーマー情報管理局テレトラン!!」に掲載されたものが唯一と言えるものだった。 このコラムにしても、具体的な開始予定日は掲載されていなかったが、ラジオドラマの内容を描いたらしきイラストも掲載されており、現時点では本作唯一のビジュアルイメージとなるものと思われる。 |