復刻版 「コンボイ」


トランスフォーマー国内導入15周年記念商品として、遂に復刻された初代コンボイ。
海外では、1990年から、ヨーロッパで再販され、その後1992年末にはアメリカで
”Generation-2”仕様として一部パーツを追加、カラーリングを変更して発売された事
もあったが、国内では、1986年11月に発売された、「グッドバイコンボイ」セット以来
13年半ぶりの生産になる。

コンボイは、複数の金型が存在し(一説では6型)それぞれ微妙にモールドが異なるが
今回の復刻は、複数の金型をミックスしてさらに一部修正しているように見うけられる(
断言は出来ないが)。ロボット背部の出っ張りにモールドされている細長い穴は、G2版
のコンボイ(Optimus Prime)の特徴だが、必ずしも、そのタイプの型と一致していない
部分もあるので注意が必要だ。また、雑誌記事によれば、ダイキャストパーツは型が失
われた為に、新規に制作されているとの事。

今回の復刻は、”MADE IN CHINA”で、塗装やシールに多少雑な部分が見受けられる。

7/14金型に関する記述を修正。
当方で検分した限りでは、当初の記事通りG2版、クラシック版とは異なるモールドだったが、
それらの商品も複数の金型で生産されていたか、もしくは、時期によって修正が加えられて
いる
ようで、必ずしもそれらの物とは別物と断言はできない様だ。
ちなみに、当初の記事は、こちらで保有する、あきらかに生産時期、出荷地域が異なる計4体
のG2版と、1体のクラシック版で検分した結果。復刻版の背中の細長い穴は、その中のどの
タイプとも違う形状だった。


パッケージ:

パッケージは、当時の商品を忠実に再現しているが、裏面は
近年PL法で義務付けられた注意書きを記載する為に、キャラ
クターのプロフィールが削除され、構成が変わっている。
また、ウィンドウ部分には、「トランスフォーマー15周年記念の
ステッカーが貼られ、メモリアルアイテムとしての存在をアピー
ルしている。

パッケージ内部の間仕切りは、当時品は、発砲スチロールが
使われていたが、これも近年の基準に則り、ブリスターに変更
されている。(右図)


正しい遊び方説明書:

説明書も、PL法の為の注意書きが増やされているが、その部
分を点線に沿ってカットすると、当時と同じフォーマットになる様
に配慮されている。注意書き意外に、当時のトランスフォーマー
やコンボイについての情報も極簡単に記載されている。
当時のフォーマットの部分は、現物から直接スキャンしている様で
画質が多少荒くなっているのが目立つ。


ユーザー貼付シール:

基本的には、当時のままのデザインだが、台紙の「復刻版」等と
書かれているところは、当時は「TRANS FORMERS」のロゴが入
っていた。
シールの材質は、当時は、アルミ風の質感だったが、今回は、ビ
ニールの様な材質に変更されている。見た感じは、ほとんど違い
が無いが、傷やシワが付きにくくなっている。当時のシールは強く
擦ると印刷が剥げる場合もあったので、嬉しい改善点。
ただ、材質の所為か、シールのカット部分が波打ったように浮き上
がっているのが美観を損ねており残念な部分。


キャラクターカード:

パッケージ裏面のキャラクタープロフィールが削除された代わりに、
当時にはなかったカードが付属しており、同内容が記載されている。










カーモード(トレーラー)

ロボットモード
 

バギー(ローラー)

コンバットコンテナ

コンボイ本体とコンテナは、”基本的に”当時と同じ仕様だが、付属のバギー
は、当時の商品の多くが紺色で成形されていたのが、今回の復刻版では、紺
色の成形色の上から、シルバーで塗装処理されている。これはアニメ中での
配色を意識したものだと思われる。しかし、「完全復刻」を目指した筈の商品
に、こうした作為的な変更が加えられるのには多少の疑問を抱かざるを得ない。
バギーの色は、アメリカで初期に発売された商品は、シルバーで成形されてい
たが、それ以外は全て紺色の成形色に統一されていた。

このバギーは、アニメ中や海外版商品では、ローラーと呼ばれるが、日本版の
商品では、単にバギーとしか記載されていない。

コンバットコンテナは、展開して基地になる他、立てて整備ドックとして使用する
事も出来る。カーモードでは、コンテナ上部の切り欠きから、アームを伸ばして、
指令室を展開した移動攻撃体制へ。

コンテナは、スプリングを使用したカタパルトとミサイル発射ギミックを持つ。

整備ドック

移動攻撃体制。


カーロボット商品と一緒に遊ぼう!

6/29作成。7/14修正。


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