C−372 スターコンボイ



ロボットモード



巨大(ビッグ)トレーラーモード



指令基地モード


■コンボイの復活:

 コンボイは、1991年の時点で既にアメリカ等の海外に於いては、パワーマスター版(1988年)、アクションマスター版(1990年)と2度にわたる復活、再商品化を遂げていたが、海外とは異なる独自の展開を続ける日本では、キャラクター商品のサイクルの問題からパワーマスター版玩具は、「スーパージンライ」という別のキャラクターとして発売され、アクションマスター版は、日本での同シリーズの展開がなかった事から未発売という状況だった。
 そんな中で、遂に日本での復活を遂げたのが、このスターコンボイだ。

 これには、当時著しく低下していた、「トランスフォーマー」シリーズのブランドバリューのテコ入れ策としての側面があった様で、当時の販売店向け資料には、「かつての大人気キャラクターの復活」との言葉がそこかしこに見られる。

 ストーリー上は、デストロンの衛星基地ルシファーに捉えられていたコンボイ(の遺体?)を救出し、前司令官ダイアトラスが発見した超新星エネルギー・ゾディアックの力によってコンボイが復活した姿。

 ちなみに、日本版のタイムラインに於いて最後にコンボイが登場したのは、アニメ ”TFザ・ヘッドマスターズ” 第3話だが、ここでコンボイはエネルギーを使い果たして死亡している。
 その後、どの様にしてデストロンの衛星基地に連れ去られたのかは、一切、語られていない。謎である。



付属のマイクロトランスフォーマー「ホットロディマス」 とマイクロトレーラー。

 マイクロTF版ホットロディマスは、見ての通り、かつてのC-78 ホットロディマスをマイクロTF化した物。
 なぜ彼がマイクロTF化したのか、設定等は存在していない。また、付属のマイクロトレーラーは、ナンバーが振られておらず、その代わりにサイバトロンのマークが描かれている。



■スターコンボイのギミック:

 前年のダイアトラスと同じく電動ギミックを持ち、その巨大トレーラーモードは、後輪に当たる部分がキャタピラになったハーフトラックである。ダイアトラスと同じく、ロボット,トレーラーモードでの走行と基地モードでのベルトコンベア作動が可能で、それに連動して巨大トレーラーモード及び指令基地モードで機銃が回転する。

 両脚部に当たる部分には、それぞれマイクロトレーラーを収納する事が可能で、ヒザの黄色い部分を押す事で、マイクロトレーラー本体に内蔵されているスプリング発射ギミックを作動させマイクロTFを発射する事が出来る。

 電動走行ユニットは、取り外す事が出来、単体で”マイクロキャリア”と呼ばれる。上部に2両のマイクロトレーラーを搭載する事が可能だ。かつての初代コンボイのコンテナに搭載されていた”ローラー”にあたる?

 付属の連結器を使用して、グランダスと接続して、グランダス側のエレベーター、アンテナ類を電動で可動させる事が可能だ。

 巨大トレーラーモードで地上空母モードのグランダスと連結する事も可能。(画像はこちら。)


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