マイクロトランスフォーマー ステーション (C−341〜344)


 海外では、1989年度に、”Micromasters Battle Station” のカテゴリ名で販売された商品の国内版。海外商品とは基本的に同一の仕様である。

 この商品は、マイクロトランスフォーマーと基地のセットで、それぞれが、地球上の建造物をモチーフとしたモードから、戦闘タワーや戦闘モービルに変形する。付属のマイクロトランスフォーマーは、C−335 オフロードパトロールチームとC−336 ジェットパトロールチームから2体ずつが選抜され、カラーリングの変更とステッカーの付属により別キャラクターとしている。国内では、4種全てがサイバトロンとして発売されているが、海外では善悪2種ずつに振り分けられていた。
 尚、国内版では、基地の名前が商品名になっているが、海外版では、付属マイクロTFの名前が商品名となっている。

 マイクロトランスフォーマーの基地シリーズは、基本的には、未来的なモチーフを採用しているが、この「ステーション」シリーズだけは、地球上の建造物をモチーフとしており、その土台部分は、それぞれが共通のサイズで設計され、シリーズ共通のタラップで接続する事が出来る。

 この種の、共通サイズで連結可能なプレイセットは、いわゆるミニカー(例えば、Mattel社やMatchbox社)のシリーズでは、定番的にリリースされる商品であり、マイクロトランスフォーマー(Micro Masters)のコンセプトの元となったと思われる、Galoob社の”MicroMachines”のシリーズにもラインナップされていた。私見であるが、あえてこの様なモチーフを採用した事は、マイクロトランスフォーマーのシリーズが、”MicroMachines”のヒットに当て込んだ便乗商品である、という印象を強くしている様に思われる。


図はそれぞれ、左が基本モード/右がバトルモード。また、商品名の後のカッコ内の英語は、海外での商品名。

C−341 ガソリンベース (Greasepit)

ガソリンスタンドから、戦闘タワーに変形する燃料基地。
付属のマイクロTFは、4駆車の「グラスピット」。オフロード
パトロールチームの「フットデモ」の色替え版。
海外では、デストロン(Decepticon)側として発売された。



C−342 エアポートベース (Airwave)

エアポートから、戦闘モービルに変形する航空基地。
付属マイクロTFは、F−14型の「オーバーエアー」。ジェット
パトロールチームの「ナイトフライト」の色替え版。
上と同じく、海外ではデストロン(Decepticon)側。



C−343 ファイヤーベース (Hot House)

消防署から、戦闘モービルに変形する防衛基地。
付属マイクロTFは、A−10に変形する「ホットハウス」。ジェ
ットパトロールチームの「ウインドリム」の色替え。
海外でも、元々サイバトロン(Autobot)側として発売。



C−344 ビルドベース (Ironworks)

建設現場から、戦闘タワーに変形する建造基地。
トラックに変形する、マイクロTF「アイアンワークス」が付属。
オフロードパトロールチームの「フリード」の色替え。
こちらも、元からサイバトロン(Autobot)側。

付属マイクロトランスフォーマー 対照表。


ロボットモード


ビークルモード

所属基地 ガソリンベース エアポートベース ファイヤーベース ビルドベース
国内名称 グラスピット オーバーエアー ホットハウス アイアンワークス
海外名称 Greasepit Airwave Hot House Ironworks
海外では、マイクロTFの名称が商品名になっており、基地の個有名は無い。

1990年リストに戻る。

inserted by FC2 system