マイクロトランスフォーマー ベース (C−345,346)


 アメリカでは、1989年度に”Micromaster Base”のカテゴリ名で2種が発売された、中型基地シリーズで、マイクロTFの搭乗するビークルが展開して、基地形態に変形する。

 海外では、善悪両陣営に1基ずつ割り振られていたが、国内版では、両者ともサイバトロン側として発売されている。国内版では、いずれも付属マイクロTFやカラーリング、ユーザー貼付ステッカー等が、仕様変更されている。

 国内版では、商品名は、基地の名称で、付属マイクロTFには別に名称が付けられているが、海外版では、基本的には、商品名がマイクロTF(Micromaster)自体の名称となり、基地自体には固有の名称は無い。もしくは、マイクロTFと基地の両方を1セットにして、1つの名称で呼ばれる場合もあるようだ。

C−345 ランドシェイカー


装甲戦車モード

迎撃基地モード

 大型砲を装備した、装甲車風のビークルから、ヘリポート付きの基地モードに変形する。
 海外では、”Groundshaker”の名称で発売された商品の仕様変更版。元から、サイバトロン(Autobot)側として発売されている。

 基地は、一見すると、海外版商品と全く同じカラーリングに見えるが、比較してみると、明らかに別物で、国内版では、濃紺と朱色の部分が海外では、ミディアムブルーに近い紺色とあずき色に配色されている。ステッカーはデザイン自体が、全く異なる。

 付属マイクロTFは、「ガンランナー」。日本オリジナルで黒いトランザムに変形。
(下記参照)

C−346 スカイハイパー


武装ヘリモード

迎撃基地モード


 ヘリコプターから、大型レーダーを備えた基地に変形する。

 海外で発売された、”Skyhopper”の仕様変更版で、元は、デストロン(Decepticon)側として、ラインナップされていた。その為、大幅にカラーリングが変更されており、海外仕様では、全体をサンドカラーとデストロンのシンボルカラーであるパープルを中心に配色されていたが、サイバトロン側として登場した国内版では、白を中心として三原色を配置した派手な配色となっている。
ステッカーも、所属軍団のエンブレムは勿論、全面的に全く異なるデザインになっている。

 付属マイクロTFは、赤いカウンタックに変形する「デッドホイラー」で日本オリジナル。
(下記参照)



■付属マイクロトランスフォーマー:

 付属のマイクロTFは、それぞれ、C−334 レースカーパトロー
チームのメンバーからカラーリングを変更して流用されている。

 図の左側が、ランドシェイカーに付属する、「ガンランナー」で、ロードハンドラーの色換え版。
同じく、右側が、スカイハイパーに付属の「デッドホイラー」で、ホイルランの色換え版。

 国内版のカタログの初期の物には、この2体のマイクロTFでは無く、バトルパトロールチームのサンランナーとパワーボムを黒と緑で配色した物が掲載されているが、企画段階で変更された様だ。画像は、こちら。

海外仕様

 
Micromaster Base 
”Groundshaker”(Autobot)


 
Micromaster Base
”Skyhopper”(Decepticon)



■付属マイクロTF(Micromasters):

 いずれも、C−336 ジェットパトロールチーム(Air−Strike Patrol )からの、色換え版で、それぞれユーザー貼付ステッカーが付属している。尾翼には、それぞれの所属軍団のエンブレムが確認できる。

 図の左側が、”Groundshaker”で、ウィスパー(Whisper)の色換え版、右側が、”Skyhopper”で、スタークラウド(Storm Cloud)の色換え版。

 両者とも、地味なアーミーカラーの配色になっているが、これは、基地本体のビークルモードの、ミリタリー的な雰囲気に合わせたものだと思われる。

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