CYBERTRON PRIMUS
MINI-CON BONUS PACK

サイバートロン・プライマス
ミニコン・ボーナスパック

 2006年11月頃に発売された、事実上のサイバートロン最終アイテムと見られる商品。
 サイバートロン・プライマスに、クラシックシリーズで発売されるミニコン4体を付属したボーナスパックで、ウォルマート限定。
 「ボーナスパック」とは、販促用のオマケとして他の製品を同梱したアイテムで、販売価格は通常版と同じ場合が多い。基本的にボーナスパックには、既発売製品が付属するのが通例だが、今回は、当時まだ発売前でシリーズも異なるクラシック版ミニコンが先行して付属した異例のアイテム。一部のミニコンはキャラクター名称がクラシック版と異なる。プライマス本体は通常版と同じ内容。


ミニコン収納部分

 パッケージは、右側にミニコン4体が入るトレーが組み込まれており、4体のミニコンが付属するボーナスパックである事が記されている。ボーナスパックの通例であるが、付属するミニコンのキャラクター名や写真等はパッケージには掲載されておらず、裏面の商品説明は通常版と同じ。キャラクター名称と所属軍団は、別途封入されている説明書に記載されている。

 クラシック版ミニコンとは、本来はサイバートロンシリーズのミニコン2パックで発売が予定されていたものだが、丁度クラシックシリーズへの移行期に当る為、シリーズを変更して販売形態も2パックの善悪対決セットではなく、3体ずつのチーム単位としたもの。2006年末から2007年にかけて、6チーム計18体のミニコンが発売される。今回のボーナスパックでは、その中から4体が選抜され、本来予定されていたサイバートロンブランドへの復活を果たした。また、このボーナスパックの発売の時点では、クラシック版は発売前で、これが初出となった。
 いずれのミニコンも、アルマダ〜サイバートロンのトランスフォーマーに合体できるジョイントは健在だが、従来のほとんどのミニコンにモールドされていたミニコンエンブレムは無い。


説明書のヘッダー部分

付属ミニコン

STRONGARM ストロングアーム


 オートボットのパトカー型ミニコン。
 クラシックシリーズでは、「ナイトレスキューチーム」のメンバーとして発売。キャラクター名称は同じ。

 パトカーモードでは、全体がほぼ黒一色で、ボンネットにはオートボットのエンブレム、側面には“POLICE DISTRICT”のマーキングがプリントされている。
 変形パターンは、パトカーモードの中心部分に当るフレームを中心に車体の左右を開いて、更に手足を展開するというものだが、組み合わせ部分がタイトでほとんど隙間無くキッチリと納まっている事と、今までに無い変形パターンである事も手伝って、非常に判り難いものになっている。また、左右の上半身は力を加えると外れる構造になっている。
 構造上、ロボットモードでは左右の半身が平行にならず、上からみてハの字状に開いたポジションが基本となる。
 ミニコンジョイントは、パトカーモードでは車体後部裏面になる、ロボットモードの両脚部にあるが、何故かパーツの裏側にもジョイントがあり、計4個所のジョイントが確認できる。

変形途中

OFFSHOOT オフシュート


 ディセプティコンのオートバイ型ミニコン。
 クラシックシリーズでは名称が異なり、「ダートディガーチーム」のメンバー「ダートロケット」として発売。(2006年12月時点の情報に基づく。)

 オートバイモードでは車輪が回転し、車体側面の左右中央部に計2つのミニコンジョイントがある。全体の配色は黄色で、タンクやカウル部分にパープルのスプリットパターンがプリントされており、タンクの中央にはディセプティコンのエンブレムもある。
 変形パターンは、車体の前部を下に下げて脚部とし、シート部分を左右に展開して両腕にする。ヒザには関節が設けられており、脚部付け根のボールジョイントと共に多少のポージングが可能だが、脚部はオートバイの前部のままで足首に当る部分が無くやや不自然に感じる。また、腕の付け根もボールジョイントで接続されている。

うしろ

KNOCKDOWN ノックダウン


 オートボットのトリケラトプス型ミニコン。
 クラシックシリーズでは、「ダイノボッツ」のメンバーとして発売。キャラクター名称は同じ。

 2002年に初めてミニコンが登場して以来、初のビースト型ミニコンで、そのモールドはビーストウォーズのような生物的なものでは無く、サイバートロンシリーズで発売されたジャングルプラネットのトランスフォーマーに近い曲面を多用したメカニカルなスタイル。

 トリケラトプスモードの尻尾の左右にミニコンジョイントがあり、腰の左側に銀色でオートボットのエンブレムがプリントされている。
 ロボットへの変形パターンは、トリケラトプスの後ろ半分を開いて上半身とし、トリケラトプスの前脚を縦に開いてロボットの脚部とするものだが、その構造上、下半身が貧弱な印象を受ける。
 ロボットモードでは、脚部の付け根が前後に可動し、腕の付け根がボールジョイントで接続されている。

ビースト側面

NIGHTSCREAM ナイトスクリーム


 オートボットのジェット機型ミニコン。
 クラシックシリーズでは名称が異なり、「クリアスカイズチーム」のメンバー「サンダーウイング」として発売。なお、同チームには別にナイトスクリームという名称のメンバーも居る。(2006年12月時点の情報に基づく。)

 ジェット機モードは、F-14をモチーフとした形状で、可変翼は可動する。全体の配色はブルーとイエローで翼には金色でオートボットエンブレムがプリントされている。

 変形パターンは、機体を左右二つに割って90度ずつ折り畳む。機首は腕になり、エンジン部分を180度回転させて脚部を形成する。腕の付け根はボールジョイントで接続されているが、変形時に外れ易い。ロボット時の関節可動部分はこの腕の付け根だけ。
 ロボット時の頭部裏側になるミニコンジョイントは、ジェット機モードでは後ろ向きに配置されている。

ジェット機うしろ


プライマスのミニコンジョイントに合体


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