パッケージ

SMOKESCREEN


(スモークスクリーン)


 アメリカでは、2009年1月ごろから発売された、デラックスクラスwave5から登場した商品のひとつ。

 スモークスクリーンは、1985年に登場したレースカー型に変形するオートボット。今回のユニバース版も、G1バージョン同様に、プロールの仕様変更アイテムとして発売された。

 日本では、2009年4月に「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー C-21 スモークスクリーン」として一部カラーリングを変更して発売された。



スポーツクーペモード

ロボットモード


 G1バージョンのスモークスクリーンは、プロールと同じフェアレディZ型をベースにしていたが、レーシング仕様として、バンパー部分とリアスポイラーの形状が変更されていた。これらの変更部分は、基本的にフェアレディZの実車に基くものだが、カーモードが架空の車種(一応、フェアレディ350Z風ではある)となった今回のユニバース版では、形状の変更は行われず、カラーリングの変更のみでの商品化となった。つまり、プロールから回転灯を外した、シルバーストリークとは全く同型という事になる。

 カーモードのカラーリングは、特徴的な赤、青のツートンカラーに白のストライプが再現されているが、白のストライプの幅が広く、バンパー、リアスポイラーの配色も異なる為か、やや違和感を感じる。

 ロボットモードでは、最も目立つ、胸部になるバンパー部分の配色がG1版と異なる為か、かなりイメージが異なって見える。また、腕のカラー配置がG1版と全く異なる点も違和感を感じる要因だろう。肩や太腿には、G1版では使われていないシルバーグレーの成型色が配されており、これが全体のトーンを下げている様にも思える。

 頭部は、全体が青に顔面がシルバーの彩色、眼はクリアブルーの採光タイプ。同型のプロール、シルバーストリークでは、顔面は全体が彩色されているが、このスモークスクリーンだけはアゴの周辺が青のまま塗り残されており、G1アニメ設定画のような雰囲気をイメージしているものと思われる。

 車体のボンネットと左右側面には、38のゼッケンがプリントされているが、ゼッケンの余白部分が広く間延びした印象がある。ボンネットの5角形の窪みにはオートボットのエンブレムがプリントされている。

 なお、パッケージの記載によれば、肩のキャノン砲は、「エレクトロ・ディスラプター」となっているが、G1版の設定では、この名称は、手持ちの銃の名であり、肩の武器は、単にミサイルランチャーとされている。



うしろ

 
アニメとの比較
あごの塗り残しに注目

G1版との比較


 ユニバース版単独で見た場合に、漠然と感じていた違和感は、G1バージョンと並べてみる事で、その要因がハッキリとわかる。ロボットモードでは、バンパー部分の配色の違いや、赤の成型色の比率が増えている点、シルバーグレーの成型色の採用等で、鮮やかなG1版の印象と比べ、やや地味な配色になっている。
 カーモードでは、白のストライプが太くなり、青の色味が濃くなっている点やリアスポイラーの配色で、むしろカラフルな印象。また、38のゼッケンの位置が、可動部分に干渉しないように、位置が異なっている。


同型製品である、プロール、シルバーストリークとの並び。


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