パッケージ

SILVERBOLT


(シルバーボルト)


 アメリカでは、2008年8月頃から発売された、ウルトラクラス・アソートwave2から登場した商品のひとつ。

 シルバーボルトは、G1シリーズでは航空機5体合体チームのリーダーだったが、今回は、合体機能の無い単体の商品としてのリメイクとなった。

 日本では、USAエディション・シルバーボルトとして、海外版とは異なるカラーリングで発売された。



ビークルモード

ロボットモード

■ビークルモード

 G1シリーズでのシルバーボルトは、超音速旅客機に変形したが、今回のユニバース版では超音速爆撃機に変形する(パッケージでは、ジェット戦闘機と記述されている)。この爆撃機モードは架空のデザインで、実在の複数の爆撃機をミックスしたような形態。全体のシルエットはXB-70、機体の後半部は、B-2の形状が取り入れられているようだ。機首の下面には手持ち武器のミサイルランチャーが取り付けられ、着陸脚を展開する事もできる。

 この時期のユニバース・ウルトラクラス製品は、ライト&サウンドギミックの搭載が特徴となっており、このシルバーボルトでも、機体上部のボタンを押す度に3種類のサウンドが順番に鳴る。そのうち、攻撃音と思われるサウンド時には機首の左右にある機銃が発光、アフターバーナー音と思われるサウンドの時にはエンジンノズルが発光する。残る1種のサウンドは、飛行音と思われ発光ギミックの連動は無い。

■変形

 ロボットモードへの変形は、このクラスの製品としては異例な程シンプルで、機首を背中に折り曲げて、脚部を展開、腕部は手首を展開するのみで、最後に下半身を胴体にスライドさせると頭部が出現するといったもの。しかし、1986年に発売されたG1版シルバーボルトもこれに類似した比較的単純な変形パターンだった為、ある意味では当時のイメージを忠実に再現しているとも言える。

 変形時には、下半身のスライドに連動し、いわゆるG1変形音が鳴り、同時に眼が発光する。ビークルモードに戻す時にはこれとは異なる音程の変形音(俗に、逆転変形音などと言われるもの)が鳴る。

■ロボットモード

 ロボットモードのデザインは、G1版のイメージに非常に近くまとめられている。背中に背負っているビークルモード部分のデザインが異なるのが唯一最大の違いと言ってもいいだろう。この製品では、関節可動部は標準的な構造だが、デザインのシンプルさも手伝って可動範囲は比較的広い。頭部は単なる1軸回転だが、ややあごを引いたポーズになっており、素立ち時にも表情を感じさせる工夫がなされている。

 手持ち武器の銃はG1版に似た形状だが、羽根の部分がB-2ステルス爆撃機風の形状になっている。この銃は実際にミサイルを発射可能。

 ロボットモードでは、サウンドギミックは機銃音の1種に固定される。背中に折り畳まれた状態の機首の銃口が発光するが、残念ながら眼は変形時以外には発光しない。

■カラーリング

 ビークルモードの配色は、トーンを抑えたライトグレーが基本色。風防や発光部分のクリアパーツはライトブルーの成型色。ロボットモードは胴体がワインレッド、そのほか、グレーや黒、赤等の成型色が使われている。脚部にはG1版の金メッキパーツを思わせるゴールドの塗り分けがある。

 ロボット胸部にはオートボットエンブレム、ビークルモードでは「BOLT-25」や25を配したマークがプリントされている。この時期の製品には、2009年のトランスフォーマー生誕25周年を意識したと思われる「25」のマーキングが施されたものが散見される。



うしろ


下面。着陸脚展開状態。

G1バージョンとの比較

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