パッケージ

ONSLAUGHT


(オンスロート)


 アメリカでは、2008年7月頃から発売された、ウルトラクラス・アソートwave1から登場した商品のひとつ。

 オンスロートは、G1シリーズでは軍事ビークル5体合体チームのリーダーだったが、今回は、合体機能の無い単体の商品としてのリメイクとなった。

 日本では、USAエディション・オンスロートとして、海外版とは異なるカラーリングで発売された。



ビークルモード

ロボットモード


 G1シリーズでのオンスロートは、2連装のキャノン砲を搭載したトレーラー型のビークルモードに変形したが、今回のユニバース版では、2連装の砲塔を備える共通点はあるが、形態としては全く異なる6輪装甲車型ビークルモードに変形する。このビークルモードは、車体に施されたプリントから、アメリカ警察の特殊部隊であるスワットの車両を想定したもののようだが、実際にはスワットはこのような重武装の車両は装備していない。

 ビークルモードでは、2連装の砲塔を左右90度ずつ旋回させる事が可能で、砲塔の上にはロボットモードで使用するシールドを取り付ける事もできる。また、車体前部に装備された鎌のような形状の6枚のブレードを下に降ろして戦闘モードにする事ができる。

 ビークルモードからの変形は、装甲車の後半部分を複雑に折り畳む脚部の変形が見所。ロボットモードは、G1版玩具では細身で長身なイメージがあったが、今回のユニバース版ではがっしりとした力強い体型になった。背中に背負った2連装キャノン砲と頭部のデザインがG1版のイメージを残している。

 関節部分は基本的な箇所は概ね可動するフリーポーザブル仕様。武装は、右腕に折り畳まれたキャノン砲がボタンを押すとスプリングで展開する。また、オプションのシールドを左腕から引き出したジョイントに取り付ける事ができる。ビークルモード時に車体前部に付いている6枚のブレードは、いかにも武器になりそうな形状だが、ロボットモード時には肩に位置し、武器としては使用できない。

 ユニバース・ウルトラクラス恒例のライト&サウンドギミックは、砲塔の後部のオレンジ色のボタンを押すと、回転灯が発光しながらのサイレン音と、砲塔が発光しながらの機銃音が交互に鳴る。ロボットモード時にギミック作動させると、上記に加えて眼も発光する。また、車輪を転がすとエンジン音が鳴る(発光ギミックは連動しない)。砲塔のボタンは、オプションのシールドを取り付けた状態でもシールドの後部を押す事でギミックが作動するように工夫されている。
 サイレン音は、この海外版では、ボタンを押しても1回しか鳴らず、サイレンとしては明らかにおかしい。この点は、後の日本版USAエディションでは改善されており、海外でも後期版では同様に修正されている。

 カラーリングは、全体がメタリック調のグレーで成型されており、ウインドウやランプ類、砲塔上の投光機や回転灯等がクリアパーツで成型されている。G1オンスロートのイメージとはやや異なるが、恐らくビークルモードでのリアリティを考慮した配色だろう。




うしろ


  
 ↑砲塔旋回、ブレード展開、シールド装着状態。


 
→ 腕部キャノン砲展開、シールド装備。

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