パッケージ

RODIMUS


(ロディマス)


 アメリカでは、2009年2月頃から発売された、レジェンズクラス・アソートwave5から登場した商品のひとつ。
 ロディマスは、スポーツカーに変形するオートボット。G1時代には、「ホットロッド」(日本では「ホットロディマス」)と呼ばれたキャラクターだが、2000年代以降は商標上の問題から商品名が変更されている。

 日本未発売。



スポーツカーモード

ロボットモード


 レジェンズクラスwave5で登場したロディマスは、レジェンズの本道である既存製品の縮小廉価版製品では無く、全くの新デザインでのリメイクになっている。設定等は一切不明だが、テックスペック数値は1987年製品のターゲットマスター版ホットロッドと同じ数値になっている。

 ビークルモードは、G1版やクラシック版のような鋭角的でスマートなスタイルでは無く、アルマダ版ホットショットに似た、ボリューム感のあるスタイルのスポーツカーになっている。ロディマスのカーモードの特徴になっている、リアウイングは、直線的な現実的デザインになっている。

 変形パターンは、レジェンズクラスなりの簡単なものだが、変形後のパーツ配置は基本的にG1版やクラシック版と同じ。通常、この種の変形パターンでは、脚部が太腿の部分で縮んだり、ヒザから折り曲げる構造になっているものが多いが、この製品では脚部自体は一体成型でギミックは無く、腰ブロックごとスイングアームで脚部が胴体内に移動する構造になっている。

 ロボットモードは、カーモードの違いや変形システムの簡素化による差異はあるが、基本的にG1版のデザインをトレースしている。頭部はG1アニメ版のイメージを採り入れているようだ。歴代のロディマス製品は、背中のウイングが特徴のひとつになっているが、今回は背中に配置されはしているものの、直線的なデザインで意匠としては目立たなくなっている。
 関節可動部分は、両腕と両脚の付け根がボールジョイント接続の4ヶ所のみ。

 カラーリングは、全体がメタリックレッドとブラックの成型色で、ボンネットと車体側面にはファイヤーパターンが黄色でプリントされている。ウインドウはメタリックブルー、リアウイングはゴールドでの彩色。顔面はシルバーで、眼は水色。ボンネットには赤でオートボットエンブレムがプリントされている。



うしろ

レジェンズクラス・オートボット



 ユニバース・レジェンズクラスwave2のハウンドとジャズとの並び。これらのwave2商品は、過去の製品のデザインを踏襲した縮小廉価版だが、ロディマスは、完全に新しいデザインなのが特徴。

 設定が一切不明な小スケールのフォーマットによるリメイクという点では、日本で1991年に発売されたスターコンボイに付属の「マイクロトランスフォーマー・ホットロディマス」に似た位置付けのアイテムと言えるかもしれない。このロディマスも、あるいはミニボット化した姿と考えるのも面白そうだ。

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