SCOURGE

スカージ



パッケージ

 「D-012 ブラックコンボイ」のRIDバージョン。
 アメリカでは、RID展開初期から発売が予定されていたが、なかなか正式に発売決定されず現地のファンをやきもきさせていた。最終的にはトイザらス限定商品として、2002年5月頃に発売。現地店頭価格 29.99ドル。パッケージサイズは、RIDスーパーサイズの“Optimus Prime”“Ultra Magnus”と同じ。

 この商品のルーツである、“Laser Optimus Prime”(1995年)にあった電飾ギミックは、日本版に続きオミットされたまま。名称の“Scourge”は、「災難を起す者」という意味。G1やBWにも同名のキャラクターが存在するが、特に関連は無い



ロボットモード

バトルステーション

タンカートラックモード

カラーリングの変更

 日本版がメタリック調のブラックを基本色としていたのに対して、RID版ではメタリック粒子の混入されていないフラットなブラックに変更されている。また、ウインドウや眼、剣等のクリアーパーツは、日本版のクリアピンクからクリアレッドに変更された。
 最も目立った変更点は、ドア両側にディセプティコンのマークが追加された事。また、日本版にあったボンネット側面のラインはオミットされている。
 
モールドの変更
(図は、いずれも左側が日本版、右側がRID版。)

 ・キャブ
  

 RID版の最大の特徴は、ドア両側にディセプティコンのマークが追加された事。上図では、先述のボンネット側面に描かれたラインのオミットも確認できる。
 モールドの変更点としては、排気筒の先端形状が変更されて先端の細い部分の中程までが太くなった。
-----  ・ロボットモード胸部、肩部ステッカー
  

 ロボットモード胸部と肩部には、日本版ではアルミ風の質感のシールが貼られていたが、RID版では紙シールに変更されており、日本版の『逆G2サイバトロンマーク』もディセプティコンのマークになっている。

  ・剣、ディスク
  

 武器の剣は、先端が丸く形状変更されており、ディスクランチャーから発射されるディスクは、G2サイバトロンマークが削除されている。

  ・ミサイル

  

 5連ランチャーのミサイルに新たに溝が掘られ、一方向からしかミサイルを差し込めない様に変更されている。ランチャー本体の方には、これに対応してガイドピンが追加された。

  ・タンカー後部
  

 タンカートラックモード後部に貼られているシールは、文字が“BLACK CONVOY”から “SCOURGE”に変更され、配色も変わっている。「D-012」の文字は色が変わっているものの、そのまま残っている。
 また、バトルステーションモードに変形する際のヒンジ部分と中央部の四角い穴が広く改修されている事も確認できる。他にも、タンカーの展開ギミックのヒンジ部分は日本版に比べて強度を増す為の改修が何箇所か見られる。

  ・ロケットランチャー基部
  

 バトルステーション時の大型ロケットランチャーの基部の形状が変更され補強リブが増えている。
 これに伴って、基部パーツの取り付け向きが前後逆になっており、日本版ではタンカーに変形時にミサイルを装着したままで収納出来た物が、RID版では収納出来なくなった。
 他に、ロケットランチャー基部のプレート自体にもヒンジ幅を広くする等の改修が加えられている。

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