SPYCHANGERS:3



パッケージ

 これらの商品は、スパイチェンジャーと共通のカーモード規格を持ち、RIDオリジナル商品としては、初の完全新規開発商品として登場した。
 アメリカでは、2001年の12月頃から発売され、日本ではUSAエディションの一環として、海外版パッケージのまま、2002年11月28日に発売された。

 そのコンセプトは既存キャラクターの廉価版と言えるもので、こういった商品はTFでは珍しい。
RID以前に展開されていた「ビーストマシーンズ」のラインでは、同一キャラクターをサイズ違いで発売するケースがいくつかあったが、それらのコンセプトが「サイズなりに再デザインされた別解釈版」とでも言う商品だったのに対して、あくまで「オリジナルである大サイズ商品の縮小再現」を目指したと思われる。

 いずれもベーシックサイズでの発売だが、“Optimus Prime” “Ultra Magnus”は、それぞれ単体で発売で、サイズも通常のスパイチェンジャーよりも大柄になっており、“X-Brawn” “Scourge”は、従来のRID版スパイチェンジャーと同じく2体セットでの販売となっている。

 尚、“Spychangers:2”と同じく、これらの商品を「スパイチェンジャー」と呼ぶのは便宜的な物。


OPTIMUS PRIME

カーモード

ロボットモード


 ウルトラサイズの“Optimus Prime”(スーパーファイヤーコンボイ)をモチーフにしているが、この商品は、消防車から直接スーパーロボットモードに変形する設計になっている。

 変形ギミックの腕部左右の展開は、肩部分を斜め上に引き出す様になっており、肩アーマーの張り出しを表現している。さらに、説明書には無いが腕部分は肩パーツに引き込む事が出来、肩アーマーを少しでも強調する工夫が成されている。
 また脚部は、左右にハの時に開かせる事が出来、頭部は回転させる事が可能。カーモードのタイヤは、既存スパイチェンジャーと共通。

 カーモードでは、ハシゴが一体成形の為に全体的に精密感に欠ける印象を受け、ロボットモードでもオリジナルの商品では細かく彩色されていた胸部分が、一部しか彩色されておらず、印象を悪くしているように感じる。
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腕の展開。
肩を斜め上に引き出し、腕部を押しこむ。


ULTRA MAGNUS

カーモード

ロボットモード


 ウルトラサイズの“Ultra Magnus”(ゴッドマグナス)をモチーフにした商品。
オリジナルと同じ、長い脚部と短い腕は健在。こちらも脚部を開かせる事と頭部を回転させる事が可能。

 意図した物か偶然なのか、特に説明は無いがカーモードのキャリー部分が通常サイズのスパイチェンジャーの車幅と同じなので、上に載せて遊ぶ事が
出きる。
 ウルトラサイズに付属していた武器の「ブルーボルト」はオミットされている。


X-BRAWN
SCOURGE

カーモード

ロボットモード
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カーモード

ロボットモード


X-BRAWN

 デラックスサイズの同名商品をモチーフとした商品。独特な変形パターンもサイズなりに再現しており、特に左腕部分はその副産物として関節の自由度が高くなっている。

 カーモードは、RID版デラックスサイズでは省略されたランプ類も日本版ワイルドライドと同様の形状に再現されているが、フロントライト部分はRID版に似せて、黒丸が彩色されている。武器類は付属していない。

■SCOURGE

 日本では「ブラックコンボイ」の名で発売された商品をモチーフにした商品だが、この商品の発売時点では、ブラックコンボイのRID版は発売されておらず、廉価版の方が先に登場した。

 オリジナルは、タンクローリー・トレーラーに変形するが、今回はキャブ部分のみの再現。
元の商品自体の変形パターンが簡素な為に、この商品でもほぼオリジナル同様の変形を再現している。こちらも武器類は付属していない。


■サイズ比較


一番左の物は、デラックスサイズ“X-Brawn”、右の物は“Hot Shot”(アートファイヤー)。



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