MEGATRON MEGABOLT

メガトロン メガボルト



パッケージ

 2002年5月頃に、アメリカの大手玩具チェーン店 “Kay Bee”限定商品として発売された商品。現地での店頭販売価格は12.99米ドルだった。日本では、海外の商品をそのまま国内導入する「USAエディション」 の一環として、8月8日にトイザらス限定商品として発売された。

 元は、“Beast Machines” 2001年度ラインのひとつとして発売が予定されていた商品だったが、BMの不振に伴う中途でのシリーズ打ち切りの為に発売が棚上げになっていた物で、今回、予定より約1年ぶりにRIDへとシリーズを変更して登場した。


バトルプラットフォームモード

ロボットモード


 変形モードは、巨大な頭に昆虫のような脚が6本生えた一見奇妙な形態だが、これはビーストマシーンズ劇中に登場するメガトロンの浮遊要塞をベースにデザインされた物で、脚部は玩具オリジナルだが、頭部自体は劇中CGに近い構造になっている。この形態は、説明書では「バトルプラットフォーム」モードと呼ばれている。
 この形態では、底部の車輪に連動して6本の脚部と下アゴが上下に開閉し、スパーククリスタルを押す事で、アゴ内部のランチャーからミサイルを発射する。

 ロボットモードでは、胸部のスパーククリスタルを押す事で、背部に収納されたランチャー/ヘルメットが展開し、ロボット頭部にかぶさった発射体制になり、更にクリスタルを押し込むとミサイルが発射される。この時、同時に背部の6本の脚も可動する。
 ロボット頭部の天頂には磁石が埋め込まれており、先のランチャー展開時には、ヘルメットに内蔵された鉄片により確実に固定される。このヘルメットもBM劇中でメガトロンが装着している物をベースにしたデザイン。


今回のRID版設定では、「プレダコンのスパークを持ちながら、新たに自らがディセプティコンであると名乗りを上げた。」とされているが、実際の玩具のクリスタルはヴィーコンズの物。

 本来BMで予定されていた商品だけに、BW〜BMのメガトロンと同一人物であると解釈するのが最も自然だと思われるが、プレダコンのスパークを持つ「メガトロン」と言えば、RID世界のメガトロン(日本名:ギガトロン)もプレダコンのスパーククリスタルを内蔵しており、また彼のパワーアップした「ガルバトロン」(日本名:デビルギガトロン)は、プレダコンのスパーククリスタルを内蔵しながら玩具パッケージでは「ディセプティコン」と分類されている等、設定との類似点があり、バイオ&テックスペックの内容から読み取れる限りでは、このメガトロン・メガボルトがRID世界のメガトロンと同一人物であると解釈する事も出来なくもない。(ヴィーコンズのクリスタルはあくまで復活商品ゆえの不徹底であると前提して。)

 設定では頭部に変形した状態で、「彼のスペースクルーザーや、オートボット防衛要塞にすら合体する事が出来る」とされているが、RID世界で頭部が合体するオートボット防衛要塞と言えば暗にフォートレスマキシマス(日本名:ブレイブマキシマス)を示している可能性が高い。また、「スペースクルーザー」とは、先のRIDメガトロン同一人物説を取るならば、劇中でブレイブマキシマスと対峙した、デストロンガー移動要塞の事と解釈する事も出来る。

 ちなみに、テックスペックの「地位」の数値は“9”とリーダーとしては低いので、彼ら以外の全く別の「メガトロン」という可能性も無くはない。この辺りは、あえて明言を避けているようにも思える。少なくとも、玩具自体の出自以外で、BMメガトロンと同一人物だと同定できる材料が無い事には注意したい。
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ランチャー/ヘルメット
展開状態


ヘルメット装着前後

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