ブルーティカス

BRUTICUS
ブルーティカス

　日本では発売されていないRIDオリジナルのキャラクター。
　本来は、ビーストマシーンズ（BM)のラインナップとして発売が発表されていたが、シリーズの打ち切りに伴ってRIDのラインナップに編入された物。
　ビーストモードはケルベロス。ギリシャ神話に登場する冥府の番犬で、３つの首を持つ。

ビーストモード

ロボットモード

ギミック：

　説明書には何故か全く記載が無いが、ロボットモード時に背中に折りたたむケルベロスの後ろ足ユニットは、展開すると“武器を持った腕”に変化する。おそらくロボットモードで右図の様に展開して４本腕のアタックモードとする物だと思われる。

　脚部から飛び出ている黄色い突起は、商品では判りにくいが、引き千切られた鎖をイメージした物。

　ロボットの頭部は、正面、左右側面に3つの顔を持つ。これは、ビーストモードの3つの首に合わせた意匠だろう。（下図）

隠し腕を展開した状態。

スパーククリスタルギミックの検証：

　BMの2001年度ラインナップには、スパーククリスタル（もしくはその設置ユニットそのもの）を起動スイッチとしたアクションギミックが組み込まれているが、このブルーティカスには、スパーククリスタルは存在するものの、それらしいギミックは見当たらない。恐らく、RIDへの編入が決定した時点でオミットされた物だと思われる。

　スパーククリスタルは、ロボットの頭部ユニットの裏側（後頭部）に設置されているが、元のギミックを検証するならば、この頭部ユニット基部にある変形には不必要なスイング機構や空洞の胸部等から推測して、その胸部に接続しているロボットモードの両腕（ビーストモードでは左右の頭部）を上下にスイングさせる様なギミックがあったのかもしれない。
　スパーククリスタルは、ビーストモードでも露出する様に設計されているので、これをビーストモードで実行すれば、3つの頭部が同時に動いている様に見えるだろう。
（あくまで推測）

ビーストモードでの後頭部。
スパーククリスタルが見える。

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