デストロンガー・メタルビースト D−002〜004


 デストロンガーの実動部隊として活躍する3体のメタルビーストは、元は、「ビーストウォーズ」
の”Transmetals2”として海外で発売されていた商品を仕様変更したもの。いずれもビースト
ウォーズシリーズとしては、日本未発売だった。
 3体のうち、ガスカンク、ギルドーは、サイバトロン(Maximal)として発売されていたが、今回の
「カーロボット」では、ビーストタイプのTFは悪の所属という基本設定ゆえに、悪のメンバーとして
の国内登場となった。

 カーロボット版商品は、それぞれカラーリングが変更され、海外仕様に比べて、彩色部分が増え
ており、より細密感が増している。
 また、所属軍団が正義から悪に変更された者は、当然、所属軍団を示すクリスタルも変更されて
いる。このクリスタルは、アニメ本編では、レーザー(?)発振器官として描かれていた。

 ちなみに、「メタルビースト」とは、カタログや雑誌記事等で使用されている、カーロボット世界での
”メタルス”タイプTFの総称だが、玩具パッケージには、この名称は一切記載されておらず、正式な
玩具カテゴリ名では無いと思われる。

それぞれ、左図はビーストモード、右図はロボットモード。

D-002 特殊工作兵 ガスカンク

海外では、”Stinkbomb”という名のサイバトロン戦士だった。
メカスカンクに変形する。

成形色自体は、海外と同一だが、彩色部分が大幅に増えている。メッキ
パーツは、海外では金だったが、シルバーに変更された。

左右の肩には、円形のハッチがあり、開くと左側にはクリスタルが埋め込
まれている。右側には、クリスタルは無いが代りにメカのモールドが。

ビーストモードの尻尾は、ボールジョイントで接続されており、ロボット時に
武器として自在に動かせる。

D-003 森林剣士 ギルドー

こちらも、海外ではサイバトロン側の”Nightglider”というキャラ
だった。メカムササビに変形する。

成形色が、海外のオレンジから大幅に変更されている。メッキ
パーツは、一見、銀色に見える程薄い金色。

ムササビの尻尾に剣を収納できる。

D-004 湿原兵 グッシャー

彼のみ、海外でも悪のメンバーとして発売されていた。元の名は、”Spittor"。
成形色が、海外の青から大幅に変更された。メカガエルに変形する。

カエルの背中(ロボットの左肩)からは、クロー状のアームが伸びる。
長く伸びた、カエルの舌はロボット時には、ハンマー状の武器として手に持たせる
事が出来る。この武器は、説明書には無いが、ロボット時の背中(カエル時の舌
あご)にあるジョイント穴に取りつけて、背負っている様な状態にすることが出来る。



海外仕様 (Beastwars Transmetals2)

いずれも、アメリカでは、Beastwarsの1999年度ラインとして発売された商品。
元になった、”Transmetals2"とは、クローン実験により、生物の形質とロボットのメカニックの
混沌たる融合を果たした新種のトランスフォーマー、とされており、動物の体表から機械が
露出したような表現や左右非対称モールドが特徴となっていた。



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