悪のデストロンガーのリーダーであるギガトロンは、「闇の破壊神」の肩書きを持つ、6段変形のトランスフォーマーだ。 「カーロボット」の基本設定では、悪の側が、ビーストタイプという事で、このギガトロンも、6つのモードの内の2つをビースト タイプのモードとし、全体のデザインも生物的な曲面で構成され、「破壊神」の名に相応しく全身にメッキパーツやクリア パーツによる装飾を施されている。 主要な間接可動部には、ラチェットが入っていて、カチカチと気持ち良く可動させることが出来るが、6段変形の各形態に おいては、これが災いとなって、各パーツの微妙な位置決めが難しくなっている。特にビークルタイプのモードは、左右で キッチリとパーツの平行を出したい所だが、なかなか上手く決まらないのが残念だ。 アニメ劇中では、6つの各形態で性格が異なるという、多重人格者として描かれている。この人格の分裂は、雑誌記事に よれば、各モードの制御に、それぞれプログラムの異なる6台のコンピュータが使用される事に起因する、とされている。 |
1.ギガトロン 基本となるロボットモード。 各部の装飾や、プロポーション等、一見、6段変形するとは思えない 様な、まとまったスタイル。 手持ち武器は、両刃のランサー状の形態だが、2つに分離させて、 両方の手に持たせる事も出来る。また、刃の部分は、ミサイルとして 発射する事も出来る。 胸には、他のデストロンガー達と同じく、エンブレムが刻印されたクリ スタルを持つ。 悪のリーダーとしての威厳を持った性格。 |
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2.ギガバット コウモリ型のビーストモード。頭部が、ロボット時の顔に コウモリの口を模した、マスクを装着するだけというのが 面白い。 アニメでは、催眠術を操る、ずるがしこい性格となっている。 |
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3.ギガドラゴン 双頭のドラゴンモード。アニメでは、最も登場頻度が高く、これが彼 本来の変形モードであるらしい。乱暴な性格。 ロボット時の脚部がドラゴンの首になり、いわゆる「逆立ち」状態に なるので、上半身と下半身のバランスが崩れてしまっている。 ドラゴンの腕は、ロボット時に、腰回りのベルト状に処理されるのが、 デザイン的に秀逸である。 |
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4.ギガジェット 胸に収納された着陸脚と腕部の車輪で、きちんと3点支持 され、車輪も回転する。 性格は、攻撃的。 |
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5.ギガフォーミュラ 車輪が、きちんと4点で接地し、転がし走行させる事ができる。 これだけ複雑なデザイン、変形をこなしながらも、こういった基本的な 部分を疎かにしない姿勢には、好感が持てる。 性格は、「沈着冷静」とされているが、現時点(5話終了)では、一度 もアニメに登場していない。サイバトロンとのカーチェイス等、見せ場を 演出する方法は沢山あると思うのだが。 |
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6.ギガハンド ギガトロンの6つの変形モードの内、もっとも奇抜な形態。 「右手」である。 ともすれば、形だけの物になりそうな形態だが、レバー操作で、 手を「握る」アクションを再現でき、”手の掌”という形態に対して、 プレイバリュー的な側面から、意味性を与えている。 この形態では、性格は表に出ず、無心に破壊を続ける。 |
5/4/00作成