ビルドマスター/ビルドキング


JRXに続いて登場した、カーロボット新作合体ロボット第2弾。
建設車をモチーフとした4体のロボット達、ビルドマスター(チーム名)が、合体
して巨大ロボット「ビルドキング」になる。

単体では、それぞれ低価格の商品でありながら、各関節の可動や、プラスワン
のギミックが組み込まれており、さらに4体合体モードでは、ビルドボーイ以外の
3体の配置を変えることによって、3種類の合体形態に変化するというプレイバリ
ューの高い商品。

しかし、その可動部分の多さが災いしてか、合体モード時には各パーツの保持
が今一つカッチリと決まらないのが難点である。また、機構自体もプレイバリュー
の高さに比例して、複雑化しており、存分に遊びこなすには、多少の習熟が必要
である。

C−018 ビルドボーイ


ブルドーザーモード

ロボットモード


ビルドマスターのリーダーで、その名の通り”少年”
としてのパーソナリティを持つキャラクター。

ブルドーザーモードでは、コロ走行が可能だが、
ドーザーブレードは動かせない。窓は例によって
クリアーパーツとなっている。

ロボットモードでは、説明書には無いが、アニメ用
設定画に描かれているように、背中に手持ち武器を
装着できる。
他のビルドマスター達よりも体のサイズが小さいが、
頭部パーツは、他のメンバーとほぼ同じ大きさにな
っていて、設定上だけでなく、等身からも少年である
ことが読み取れる。

ギミックモードは、ブレードバリアー発生装置を展開
した状態とされているが、フォースフィールドでも発生
させることが出来るのだろうか?

ギミックモード

武器装着

C−019 ビルドハリケーン


パワーショベルモード

ロボットモード


ビルドマスターのサブリーダーとされる、パワー
ショベル型ロボット。ビルドマスター単体中では、
もっとも複雑な変形ギミックを持つ。

ショベルは、意外にも可動範囲が小さく、パワー
ショベルモードで、地面に接地させる事も出来ない
程だが、これはギミックモードで展開する、ショベル
シザーを収納する為のしわ寄せだろう。

ギミックモード

C−020 ビルドタイフーン


ダンプトラックモード

ロボットモード


ダンプトラックから変形する攻守に優れた戦士。

ギミックモードでは、荷台部分が開いて、巨大な
クローとして使用できるが、補強リブのモールドを
歯に見立てる辺り、並では無いセンスを感じる。
この荷台部分は、ロボットモード時に手に持たせる
事も可能である。

ダンプモードは、かなり寸詰まりな印象。

ギミックモード

C−021 ビルドサイクロン


クレーン車モード

ロボットモード


クレーン車に変形する。玩具付属のカードでは、
かつてベクターシグマの警備も任された事もある
火器のスペシャリストとされている。

上図のロボットモード図版では、クレーンキャノンが
頭上に展開しているが、玩具説明書の文脈では、
この状態が通常モードのように解釈できる。(?)
また、クレーンキャノンは、取り外して手に持たせる
事もできる。

ギミックモードは、運転席内に収納したハンドガン
とクレーンキャノンを展開する。

説明書には、無いが、クレーン車モードの前部バン
パー左右には、ジャッキが収納されており、展開する
事が可能である。

ギミックモード


ジャッキ

C−022 ビルドキング

 
タイフーンモード
  
ハリケーンモード

 
サイクロンモード


ビルドマスターの4体が合体した「ビルドキング」は、両手、右足、左足の部位を
入れ返ることで、3つのモードに変形することができる。

その合体システムは、ビルドボーイ以外の3体をジョイントアームで接続して、
その状態から、合体形態に変形するという物で、アニメ劇中では、このシステム
を「トルネード合体」と呼んでいる(右図)。ただし、説明書では、変形難度の高さ
からか、各単体で変形させてから、組み上げる様に指示されている。だが、やはり
この変形システムの醍醐味は、アニメ劇中の演出の様に、アーム接続してから、
任意の形態を選択し変形させられるという点だろう。

各モードとも、3体のビルドマスターの配置は一貫しており、時計回りに、”ハリケ
ーン”、”サイクロン”、”タイフーン”の順である。「緑、赤、黄」と覚えよう。
各モードの名称は、両手に位置するメンバーの名前から取られている。

3つのモードは、設定上では、一応差別化が図られているが、玩具的には、どの
モードもビルドボーイが変形した頭部〜ボディが目立って、あまり変わったという
印象が無いのが残念ではあるが、その斬新なコンセプトには、まだまだ発展の
余地があると思われる。今後、より効果的にパーツの入れ替えを強調した同コン
セプトの製品が登場する時が来るのかもしれない。

 

トルネード合体システム

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