3体の新幹線型ロボットで構成される、「チーム新幹線」は、カーロボット商品初の 合体戦士。ジェイファイブ、ジェイセブン、ジェイフォーの3体が合体して、巨大ロボ 「JRX (ジェイ アールエックス)」になる。 意外にも、海外を含むトランスフォーマー・シリーズで、新作のビークル型合体ロボ ットが登場するのは、1992年のマイクロTF6体合体シリーズ以来で、8年ぶり。 商品としては、最新の新幹線車両をモチーフとし、単体、合体それぞれのロボット モードで各関節の可動を実現している。 また、ビークル形態では、風防や車窓が クリアーパーツで表現されているが、これは、ワイルドライドやスピードブレイカーと 同じく、クリアー成形のボディを窓の部分だけ残して塗装処理したもの。 |
ビークルモード |
ロボットモード |
500系のぞみに変形する、チーム新幹線のリーダー。 ロボットの銃(レーザービームガン)には、LEDが内臓されていて、クリアー成形の砲身を光らせる ことが出来る。この銃は、ビークルモード時には車体後部に接続して、連結器にすることが出来る。 チーム新幹線では、3体の変形パターンが同じにならないよう工夫されており、ジェイファイブでは、 500系のぞみの特徴である、長大なノーズが、ロボット時には、2分割されて肩になりシルエットに 変化を付けている。また、列車型変形ロボットは、どうしてもボディが、ずん胴になりがちだが、サイド 部分に蝶番を設けてスカート状に処理するといったアイデアも目新しい。 単体ロボット時に、合体モード用の頭部が、そのまま胸に貼りついているだけなのが、残念。 |
ビークルモード |
ロボットモード |
シールド |
山陽新幹線700系「ひかりRail Star」に変形する。 ロボットへの変形時には、車体の一部を取り外さなければ ならないが、この部分は、展開して、シールドにする事が 出来る。また、このシールドには、ミサイルの発射機能が、 付加されており、連結器をミサイルとして発射出来る。 ロボットの頭部には、一応、ボールジョイントが入っているが、 変形システム上あまり動かすことが出来ず、腕間接もあまり 自由度が無いのが難点と言えば難点。 説明書には無いが、シールドを逆に折り曲げて、このように すると、銃のように見えなくも無い。 |
ビークルモード |
ロボットモード |
東北新幹線 E4系MAX に変形する。 ロボットモードの巨大な足は、合体モード時と共用であるためだが、ボディの伸縮等の ギミックによって、極力プロポーションが崩れないように設計されている。かかとの部分 には、新幹線の車輪が接地するように配されているが、これは、他のメンバーも同様で チーム新幹線のロボットモード共通のチャームポイントになっている。 新幹線の内部に収納されたパーツと連結器を組み合わせた銃(イーフォライフル)は、 ミサイルを発射することが出来る。ジェイファイブもそうだが、連結器は、銃の照準器の ように見たてることも出来る。 |
3体合体モード 「JRX」
頭部アップ 手首の変形 |
チーム新幹線の3体が合体した、巨大ロボット。 ジェイファイブが上半身に、ジェイセブンが腹部と背部に、ジェイフォーが下半身に変形する。 合体時のプロポーションは良好だが、腕部のみ多少、違和感がある。間接の自由度も含めて ここはJRX最大の弱点と言えるかもしれない。 背部は、バックパック状に処理されており、ジェイセブンの足の裏にあった噴射口のモールド が、ここで意味を持ってくる。脚部は、ベース車両が、2階建て新幹線だけに、安定したプロ ポーションを保っている。 頭部は、500系新幹線の運転席が、そのまませり上がった形になっており、頭頂部の風防 内部には、電子頭脳のようなモールドも。顔面もバイザー風に処理されており、面白い。 手首は、収納式になっているが、新幹線の車体をさらに2分割した狭いスペースに収める為に 指を広げて投影面積を最小限にするよう、考えらている。 ちょうど、ビーストウォーズのパワー ドコンボイと同じような構造で、親指と残り4指が可動する。 武器は、ジェイファイブ、ジェイフォーの銃を合体させた、「ジェイレーザーライフル」と、ジェイセブ ンのシールドをそのまま保持する。 |
■グレート3重連とは?! 連結器を使って、新幹線モードの3両を連結した(だけの)形態が、グレート3重連だ! アニメでは、デストロンガーの破壊工作で、コントロールを失いどんどん速度を増す 人類の最新鋭鉄道車両、「リニアRFG」に追いつく為にチーム新幹線が敢行した、 「あのワザ」。劇中のチーム新幹線のリアクションからすると、JRX への合体よりも、 より困難な「大ワザ」のようだが・・・。連結するとスピードが増すらしい。 |