アタックティクス・ゲームの特徴



プレーイメージ


 アタックティクスは、コレクションサイズのフィギュアに内蔵されたアクションギミックで敵のユニットを倒していき最後に残ったユニットが勝者という単純な内容だが、種類を集めると各ユニットのクラス分けやスペシャルパワーを使った高度なプレーも楽しめる。

 フィギュアを用いたゲームは他社からも多数発売されているが、フィギュアはあくまで駒として使用されるだけで、ゲーム自体はボードや能力値を記載したカードの併用により進められるものが大半。このアタックティクスは、フィギュアの台座にそれらの機能が集約されており、フィギュア以外のボードやカード、サイコロやルーレットの類は一切必要としないのが特徴となっている。

 ゲーム中、ユニット同士の雌雄を決するのは、それぞれのギミックによる直接攻撃で、倒れた方が負け。攻撃の種類は、主にミサイル発射と上半身がスプリングで回転するアクションに分けられる。ミサイルは、強いユニットほど敵に当て易い大きなものになっている。また、台座のサイズもクラスによって異なり、強い者は大きく倒れ難くなっている。

 フィギュアの台座には、裏面にゴム製のローラーが備えられており、フィギュアを前進させる毎にクリック音がし台座のウインドウから見える文字盤が回転する。各ユニットは、表示された数値のクリック回数分だけ距離を移動させる事ができる。この機能の為に、アタックティクス・ゲームにはボードが必要無く、一定の広さの平らな面があればどこでもプレーが可能だ。
 また、裏面にもウインドウがあり、ここに白が表示されると、台座の裏面に記載されたスペシャルパワーを使う事ができる。スペシャルパワーは、敗戦ユニットの復活や攻撃回数の追加等、ユニットによって異なる能力が設定されている。

 台座の前面に記載された数値と記号は、左の数値が「ポイントバリュー」、右のアルファベットが「アタックティクスクラス」となっている。
 ポイントバリューは、おおまかにそのユニットの強さを表しており、ポイントバリューの合計数がそれぞれ100になるように両軍を編成する。合計数は100が基本とされているが、増減させてハンデを与えたり、より高度な大軍団でのプレーも可能だ。
 アタックティクスクラスは、このゲーム内でのクラス分けで、W:ウォーリアー、L:リーダー、C:キャプテン、T:トルーパー、S:スペシャリスト、M:メガの6種類となっている。アタックティクスクラスは、主にスペシャルパワーの適用対象の区別に使用される。

 台座の後面には、各フィギュアの通し番号だけが書かれた白無地のラベルが貼られているが、これは持ち主の名前を書く欄。低年齢ユーザー向けの配慮と思われる。

 ATTACKTIXの名称は、“ATTACK”(アタック/攻撃)と“TACTICS”(タクティクス/戦術)の合成語と思われ、また、台座を進める時のクリック音は“tix”と表現されおり、これら3つの要素を加味した商品名と考えられる。

台座


台座裏面

■台座サイズ

 アタックティクスの台座サイズは、キャラクターによって異なるが、台座のサイズは3種類に分かれ、右画像の左から直径4センチ、4.5センチ、5センチ。当サイトでは、これを、小、中、大と呼称する。
 各ユニットの強さは、ほぼ、この台座のサイズと攻撃方法の組み合わせで決まる。この他に、Mクラスと分類される大型のキャラクターは、7センチ程度の特大サイズになる。

■トランスフォーマー版発売までのあらまし

 アタックティクスの最初の製品は、2005年の春頃に発売された。最初の一群は、公開直前の映画「スターウォーズ・エピソード3」をテーマにしたラインナップ。ハズブロは、この新しいブランドの宣伝に力を入れていた様で、各種コンベンションでは、プロモーションフィギュアの配布やゲームの実演コーナーの設置等が行なわれている。

 その後、ラインナップはスターウォーズ旧3部作のキャラクターも加え、2006年初頭にはシリーズ3まで発売された。そして、2006年の夏に、初めてスターウォーズ以外のキャラクターをテーマにした製品としてトランスフォーマー版アタックティクスが発売される。

 トランスフォーマー・シリーズ1は、スターウォーズ・シリーズ4との同時発売(同アソートで出荷されている)で、両者を統合したサブタイトルとして「Intergalactic Showdown」(銀河間の決闘)と銘打たれた。基本的には、トランスフォーマーとスターウォーズは、それぞれ別々のパッケージだが、両者のキャラクターをセットにしたギフトセットも発売され、スターウォーズ対トランスフォーマーの夢の対決を強くアピールしている。


台座サイズ

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