パッケージ
OPTIMUS PRIME

(オプティマスプライム)

 アメリカでは、2008年6月頃から発売された、ヴォイジャークラス・アソートwave2から登場した商品のひとつ。
 オプティマスプライムは他クラスでも複数のアイテムが発売されているが、ヴォイジャークラス版は独自の武器ギミックと変形アクションを盛り込んだ仕様。


トラックモード

ロボットモード

 トラックモードは、他クラスの製品同様にキャブ部分のみで、アニメ本編に登場する消防車の後半部は無いが、玩具独自デザインの武器パーツを変形させた消化砲を荷台部分に取り付ける事ができる。

 消化砲は180度回転可能。角度が付いているので、後方に向けている時は水平だが、正面に向けると、斜め上向きになり、キャブに干渉しない設計。

 ロボットモードへの変形パターンは、先に発売されたデラックスクラス版とは異なり、いわゆる初代コンボイと同様の腕を脇腹に収納する構造。このヴォイジャークラス版で最も特徴的な点は、下半身の変形がスプリングと重力を利用して、回転しながら90度下に展開する点。アニメでの誇張されたアクションを思い起こさせるギミック。トラックモードに戻す時は、スプリングを巻き上げるように下半身を回転させながら折り畳む。

 ロボットモードでは、基本的な関節はほぼ可動するフリーポーザブル仕様。肩の関節は、ジョイントを引き出して可動範囲を広く出来る様になっており、武器の斧を両手で持たせる事も可能。また、後頭部のレバー操作でマスクが上下し、装着状態と、通常時の口を出した状態に変化する。これは、この商品の発売の時点までに発表されたアニメイテッド版オプティマスプライム商品の中では唯一のギミック。

 武器ギミックは、トラックモード後部の消化砲基部を取り外して、展開すると大型の斧「イオンアックス」になる。アニメ本編で使用される斧とは全く異なるデザインになっている。消化砲本体は、取り外して手持ちの銃にする事が可能。また、実際に水鉄砲の機能があり、水を装填して銃身を押し込むと水を発射する事ができる。尚、消化砲そのもののデザインは、アニメ本編でオプティマスのビークルモードに連結される消防車ユニットに装備されている放水銃をベースにしたものと思われる。

 イオンアックスは背中に装着する事もできる。一見、翼の様に見えなくも無いが、説明書等の記述を見る限りでは、そのような意図は無く、単なる武器収納形態のようだ。

 全体のカラーリングは、伝統的なコンボイカラーだが、全体に微細なシボ加工が施されており、セル画のようなフラットな質感を再現している。胸部のウインドウはクリアブルーで成型されているが、裏面に基盤のようなモールドが施されており、適度なアクセントになっている。この商品には、どこにもオートボットのエンブレムがプリントあるいはモールドされていない。




うしろ


背部に武器を取り付けた状態

マスク装着ギミック


下半身の変形(説明書より)

DVD2パック版との比較


デラックスクラス相当のサイズになる、DVD付き2パック「バトルビギンズ」に封入のバトルダメージ版オプティマスプライムとの比較。

 ロボットモードでは、変形システムの違いにより、ヴォイジャークラス版は腕が小さい比率。

 トラックモードでは、2パック版は、配色、形状ともいわゆるG1コンボイに近い印象。アニメ設定には無い排気筒がこの印象を更に強くしている。
 ヴォイジャークラス版は、ウインドウ周辺の面取りや車体を囲うバンパーが特徴的。車輪も外側に張り出している。この画像では、搭載した消化砲を前方に向けている。

アニメイテッド・トップページに戻る。

inserted by FC2 system