パッケージ
IRONHIDE
(アイアンハイド)

ハント・フォー・ザ・ディセプティコン・デラックスクラスwave1から登場した商品。アメリカでは2010年7月頃から発売された

実写映画シリーズのキャラクター、アイアンハイドをデラックスクラスで再現したアイテム。過去に発売されたヴォイジャークラス版とはプロポーション取りの解釈が異なり、映画の印象に近づけてある他、玩具独自要素として、新たな付属武器が用意されている。

日本では、2010年9月25日頃に、オートボットアライアンス「AA03アイアンハイド」として発売。



トップキックモード

ロボットモード


ロボットモード

ロボットモードは、映画本編のデザインに近い寸詰まりの体型。手足の造形にメリハリの無い感はあるが、プロポーション自体は、ヴォイジャークラス版よりも格段に映画デザインに近づいた。
胸部周辺の構成は、V字型に配置されたボンネットと、その下面に脇を塞ぐように配されるタイヤ、やや人間的なプロポーションからは外れた腕の付け根位置など、映画デザインの雰囲気をかなり再現している。頭部はマスク装着状態にて造形されている。

基本的な間接部分は可動するフリーポーザブル仕様で、大き目の足首は横方向へのスイングもでき接地性が確保されている。しかし、映画デザインに準拠した太短い体型の為、ヴォイジャークラス版のようなダイナミックなポージングは難しい。

カーモード

カーモードは、ヴォイジャークラス版では安全性確保の為に実車よりも短く造形されていた排気筒も違和感の無い長さで再現されている。荷台部分は一段下がった表現。全体的には、実車のイメージをよく再現していると言える。

武器パーツ

アイアンハイドを特徴付ける重要な要素のひとつである両腕の武器パーツは、変形ギミックの都合で、右腕のものは小さく、左腕のものは玩具オリジナルのデザインになっている(後述)。

ヴォイジャークラス版では、カーモードで車体下面に大きく露出していた武器パーツは今回の製品では、完全に車体に収納することができる。パッケージには分離した状態で収納されている為に誤解する向きもあるが、左腕の武器も装着したまま変形が可能。

カラーリング

全体的に映画のイメージに近い配色で、車体色が黒、脚部や間接部分は場所によって2色のシルバー系の成型色が使い分けられている。車輪や腕などにはブラウン系の成型色が使用され、車体色との差別化を図っている。

プリントは、ウインドウのオートボットエンブレムのみで、実車にあるマーキング類はモールドで再現されているフロントグリルの「GMC」以外は省略されている。



うしろ


キャノンドローン

左腕の武器パーツは、商品パッケージの記述によれば「キャノンドローン」と呼称され、取り外して脚を展開し、独立したユニットとして使用できる。

説明書などには明示されておらず、パッケージ写真などでも曖昧(あるいは間違い)になっているが、アイアンハイドのカーモード荷台とルーフ側には、キャノンドローンの脚部を固定するダボ穴が3箇所空けられており、そこに脚部の先端を差し込んで合体する事ができる。

このドローンは、アクティヴィジョン社製のビデオゲーム"Transformers Revenge of the Fallen"(日本未発売)の中で、アイアンハイドの特殊技能として使用できる「ミサイルターレット・ドローン」をベースにしたデザイン。アイアンハイドの腕やカーモードへの合体は玩具の独自要素。ゲーム中では、コマンドを実行するとどこからともなく現れて、周囲の敵を攻撃する。

キャノンドローン




アイアンハイド・カーモードへの合体

アクティヴィジョンが公開した宣材ビジュアルより抜粋。


ヴォイジャークラス版との比較




2007年に発売された、最初のヴォイジャークラス版アイアンハイドとの比較。

ヴォイジャークラス版は、スマートなプロポーションと、カーモード下面に露出している武器パーツが特徴。

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