パッケージ
STALKER SCORPONOK
(ストーカー・スコルポノック)

限定版ストークスコルポノック

 アメリカでは、2009年7月頃から発売された、デラックスクラス・アソートwave6から登場した商品のひとつ。

 ストーカー・スコルポノックは、2007年に発売されたスコルポノックのリペイント製品で、メカサソリ型のディセプティコン。映画には、前作同様の姿で登場しており、今回のカラーは玩具オリジナル。

 日本では、2009年10月1日頃、トイザらス限定商品「限定版ストークスコルポノック」として発売。



ロボットモード

スコーピオンモード


 製品は、2007年版のカラーリングを変更したのみで、特にモールドの違いは無い。

 配色は、全体を黒の成型色に、部分的に赤の彩色、関節パーツ等がシルバーになっている。前作のバージョンでは、全身にプリントされた航空機風のマーキングが特徴だったが、今回は、それに替わり、サイバトロン文字のマーキングが胴体部と、頭部の“耳”の部分にプリントされている。腕部にのみ「916-96」と、アラビア数字のマーキングが施されている。

 ロボットモードへの変形は非常に単純で、サソリの胴体側面を展開して脚部にし、頭部と腕部を正面に向けるだけの手順。ロボットモードへの変形は映画には無い玩具オリジナルの付加価値であり、あくまでサソリモードでのギミックを重視した製品。

 ギミックは、底面の車輪で走行させると胴体部のドラムと両腕の爪が回転する事と、尻尾のスピアがスプリングで伸縮する事。また、別売りのヴォイジャークラス・グラインダー(あるいは同型のブラックアウト)との合体連動ギミックがある。

 リベンジ映画本編には、スコルポノックは前作と同じカラーリングで登場しており、今回のカラーリングは玩具独自の配色と言う事になる。この配色のモチーフは、ビーストウォーズに登場した同名キャラクター(日本名は「スコルポス」)からの引用と考えられる。
 パッケージ裏の設定では、特にカラーリングに関する記述は無いが、戦争が始まる以前のサイバトロン星で、闇に潜み獲物を待ち伏せる様子が中心に描写されており、この事から、サイバトロン星でのボディカラーと解釈する事もできるかもしれない。

 スコルポノックは、映画本編では、砂漠での戦いで砂の中から突如姿を現し、ジェットファイアに致命的なダメージを与えるが、直後にジェットファイアに叩き潰されている。ノベライズでは、前作で米軍の攻撃により破壊された尻尾を再生したという記述があり、前作と同一の個体である事が判る。

 なお、日本版での商品名が、「ストークスコルポノック」なのは、日本ではストーカーという言葉が犯罪行為の名称として広く認知されている為の配慮と考えられる。原義は、「獲物に忍び寄る者」という意味であり、今回の製品のキャラクター設定文にも反映されている。



うしろ

グラインダーとの合体

 リベンジ映画本編では、スコルポノックとグラインダーには、特に接点は無いが、玩具では、それぞれのリペイント元製品のギミックの名残で、合体させる事が可能。
 合体した状態で、グラインダーのローター回転ギミックを作動させると、連動して、スコルポノックの胴体部のドラムと両腕の爪が回転する。

2007年版との比較


左:ストーカー・スコルポノック、右:2007年版スコルポノック


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