パッケージ
BLAZEMASTER
(ブレイズマスター)

RA-18 オートボットブレイズマスター

 アメリカでは、2009年7月頃から発売された、デラックスクラス・アソートwave5から登場した商品のひとつ。

ブレイズマスターは、報道ヘリコプターに変形するオートボット。映画には登場しない玩具独自のキャラクター。

 日本では、2009年9月5日頃に「RA-18オートボットブレイズマスター」として発売。商標上の都合か、日本では名称の頭に軍団名が付加されている。



報道ヘリコプターモード

ロボットモード



 ブレイズマスターは、映画には登場しないキャラクターで、「リベンジ」映画公開の時点では、コミック等の媒体にも登場していない。

 1990年に発売されたマイクロマスター・エアパトロールのメンバーには同名(*1)のキャラクターが存在し、変形モードが金色のヘリコプターという共通点がある。

*1)厳密には、マイクロマスターは「Blaze Master」で、スペースで区切られている。また、日本版製品では、スカイパトロールチーム「ブリーズマスター」の名称で発売。

■ビークルモード

 ビークルモードは、機体のマーキングから報道用のヘリコプターである事がわかる。
 ビークルモードでのギミックとして、機体の左側面にあるクリアブルーのスイッチの操作でメインローターが回転する。また、着陸脚は3基とも折り畳むことができる。

■変形パターン

 他のデラックスクラスの製品と比べて、非常に華奢な印象であるが、変形用の可動部分が非常に多く、変形の複雑さは、ヴォイジャークラス並と言っても過言ではない。
 機体の底面を展開して脚部に、機体の上半分は腕部に変形、コクピットを開くと頭部が露出する。テイルローターは折り畳んで背中に配置されるが、ここも必要以上と思えるほどの可動部が使われている。

■ロボットモード

 ロボットモードは、細身のスタイルで、甲殻類のような腕と、鳥類のような逆関節の長い脚が特徴。変形用の可動部分の多さから、各パーツの定位置がいまひとつ良くわからず、説明書やパッケージ写真でも位置が微妙に異なる物がある。今回の画像は、基本的には説明書の図に準拠している。

 腕部は、別パーツで指のパーツがあるが、折り畳まれる機体側面のパーツが干渉して、広げる事ができない。これは構造上おかしいので、もしかしたら初期の設計の時点では、機体側面のパーツの折り畳み方が違ったのかもしれない。

 メインローターは、2枚ずつに分割して、それぞれを両腕に取り付けるようになっている。

 この製品では、メックアライブに相当するギミックは無い。

■カラーリング

 ビークルモードの配色は、金色と濃紺のツートンカラーに、ローターや関節パーツ等が白。風防はクリアブルー成型。頭部は採光ギミックが登載されている。

 機体の両側面には「CHANNEL 7 ACTION NEWS」、尾翼には「7 NEWS」のロゴが、それぞれプリントされている。また、左側面にのみオートボットエンブレムが黒でプリントされている。

 余談だが、「アクションニュース」とは、アメリカのニュース番組に一般的に使われる番組名のひとつで、実際に「チャンネル7・アクションニュース」という同名の番組も実在するが、これ以外にもあらゆるチャンネルでこの名前が使われており(全米で数十は存在する)、実在の番組からの引用とは言い難い。そもそも、ロゴ自体が全く異なる。



うしろ


着陸脚をたたんだ状態

 説明書では、ローターは2つに分割して両腕に付けるように指示されているが、ビークルモードにあったローター回転ギミックはロボットモードでも生きているので、分割せず4枚を広げたままにして左腕に付けておけば回転させる事ができる。

 関節の可動部分は比較的多いが、パーツの干渉や、その特異な体型により、ポージングは思うままとはいかない。

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