ROBOT REPLICAS
BUMBLEBEE
(ロボットレプリカズ・バンブルビー)

アメリカでは、2007年7月頃から発売された、ロボットレプリカズ・アソートwave1商品のひとつ。

 バンブルビーの映画CGデザインを再現したアクションフィギュア商品で、全身の関節が可動する。オプションパーツとして、アームキャノンが付属。

 日本未発売。


■ロボットレプリカズ


 ロボットレプリカズは、その名の通り、実写映画に登場するトランスフォーマー達をロボットモードのCGデザインに忠実に商品化したアクションフィギュア。サイズ、価格帯は、ほぼデラックスクラスの変形玩具に順ずる。

 本体は、いわゆるPVC(塩化ビニル)で成型されており、それにナイロン製の関節ジョイントを組み込む事で関節可動フィギュアとした、トランスフォーマーでは日本での「MEGA SCF」や「リボルテック」等に代表される構成の商品。
 あくまで子供向けに作られている為に、基本的にはCGデザインに忠実に造型されているが、どの商品も玩具としての成型しやすさや強度を確保する為に、ディテールはやや簡略化されている。とはいえ、他の多くの実写映画版玩具が、変形ギミックを盛り込む為に、映画デザインとは異なるアレンジを施されている中で、映画のCGデザインに準拠した可動フィギュアは貴重な存在である。

 一部の例外を除き、関節部分はどのアイテムも同様の構成になっており、頭部がボールジョイント、両肩とヒザ、足首が、ナイロン製可動ジョイント、腹部、脚の付け根、ヒジはT字型のジョイントによって接続されている。
 この中で、両肩とヒザに使用されているジョイントは、日本のリボルテックシリーズで使用されている「リボルバージョイント」に酷似した構造になっており、それに準じた関節クリックも内蔵されている。ロボットレプリカズ版のジョイントは、さらに改良が加えられており、本体に差し込む軸が8角形に面取りされて、差込穴も8角形にする事で簡易なラチェット構造として、関節クリックが可能になっている。また、関節のジョイント構造を利用して、どのアイテムにも、組み替え式の武器パーツがひとつ付属している。


肩のジョイント
 パッケージは、他の実写映画玩具のデザインとは一線を画し、バックカードには映画の宣材用CGイラストと、手書きの背景を合成した迫力あるデザインが採用されている。

 日本では、当初トミーダイレクトから「ムービーフィギュアアソート」としてwave1の3種が一部のショップで予約開始されたが、結局発売が見送られている。価格は税抜き1800円とされていた。

バンブルビー


 ロボットレプリカズ版のバンブルビーは、映画中盤から登場したカマロ・コンセプトモデルに変形するバージョンをモデル化している。

 関節可動部分は、他のシリーズ共通の、頭部、肩、ヒジ、腹部、フトモモ、ヒザ、足首。他の商品でもそうだが、ヒジの関節は回転軸が無いので、横に曲げる事しかできず、また、ヒザも可動範囲が狭くポージングの幅は限られている。

 オプションパーツとして、腕が変形したアームキャノンが付属しており、通常の腕と取り替える事で武装モードにできる。

 全体はグレーの成型色の上に、イエローで彩色が施されており、この彩色がやや厚ぼったく、全体の印象を悪くしている感がある。頭部には額にオートボットエンブレムがプリントされている。これは同サイズの他の変形玩具では再現されておらず、CGデザインの再現を重視したロボットレプリカズのコンセプトが反映された点だろう。他に、腰にはナンバープレートもプリントで再現されている。

頭部アップ

   


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