パッケージ
SPY SHOT 6
(スパイショット6)

アメリカでは、2007年6月2日から発売された、リアルギアロボッツ・アソートwave1商品のひとつ。

 スパイショット6は、デジタルカメラ型に変形するオートボットで、デジタル家電製品に変形するロボットのカテゴリ、「リアルギア」に属する。映画には登場しない玩具オリジナルキャラクター。

 日本では、2007年6月2日に「MA-06スパイショット6(シックス)」として発売された。日本版は、カメラのディスプレー画面のステッカーが異なる。


■リアルギア


 リアルギアは、カメラや携帯電話等の家電製品が変形するロボットの一群で、ほぼ、1/1〜1/2程度のスケールで再現されている。製品サイズとしては、従来のベーシッククラスに相当する低価格商品。

 設定上、リアルギアTFは、地球のありふれた機械がオールスパークのエネルギー解放によってトランスフォーマーとしての命を得たとされている。リアルギアは基本的には映画に登場しない玩具オリジナルのキャラクターとなるが、この設定は映画の描写を元に発展させたもの。
 映画の主要キャラクターの一体に、ラジカセ型に変形するTF「フレンジー」が存在するが、サイバートロン生まれの彼は、この設定上の出自の違いによってリアルギアには分類されない。

 雑誌記事によれば、リアルギアの玩具は、元々映画とは別のシリーズ用に開発されていたものを映画商品ラインナップに組み込んだものとされている。このスパイショット6を始め、海外版商品のディスプレー画面に描かれているキャラクターが、2005年から2006年にかけて展開されたサイバートロン・シリーズのキャラクターなのはその名残なのかもしれない(開発時点での発売予定がどのシリーズだったのかは言及されていない。)。尚、日本版製品ではこれらのディスプレー画面用ステッカーは、全て映画キャラクターをあしらったものに変更されている。

スパイショット6


カメラモード

ロボットモード

 スパイショット6のデジタルカメラモードは、当然ながら実際のカメラとしての機能は無いが、上部のシャッターボタンは実際にクリック感のある構造になっており、シャッターを切るなりきり遊びができる。また、ファインダーはクリアパーツを使用しており前後が繋がっているが、透明度が低く、実際に目視する事は難しい。後面のディスプレー画面は、ステッカーで表現されている(後述)。

 ロボットモードへの変形は、ボディから手足を引き出していく構造だが、円形のレンズ部分を中心にして、手、足、頭部の付け根を回転するようにずらして定位置に収めるのが面白い。
 基本的な関節部分は可動するフリーポーザブル仕様で、爪状の手も開閉する事ができる。頭部は後頭部がクリア素材で、採光によって眼が光っているように見える。眼はクリアレッド彩色になっており、効果的なワンポイントとなっている。

 全体の配色は、メタリックグレーとブルーグレーの成型色を中心にブラックやシルバーでまとめられている。カメラの正面下部には、オートボットのエンブレムと"SPYSHOT 6"の文字が小さくプリントされている。リアルギアTFには、このようにボディのどこかに自分の名前がプリントされているものが多い。



うしろ


アクションポーズ


ディスプレイ画面の日米バージョン


海外版

日本版

 海外版商品は、カメラ後面のディスプレー画面に、サイバートロン・シリーズに登場したキャラクター「ランサック」(日本でのギャラクシーフォース「ガスケット」)の顔が映し出されている。時刻表示の"7:47"は、映画の全米公開日である2007年7月4日から。

 日本版商品では、この部分は映画版オプティマスプライムが描かれたものに差し替えられている。また、イラストだけで無く、画面表示のレイアウト自体も変更されている。

2007実写映画インデックスに戻る。

inserted by FC2 system