パッケージ(タカラトミー)

PAYLOAD

(ペイロード)

MD-17 ペイロード

 アメリカでは、2007年8月頃に発売された、デラックスクラスアソートwave5から登場した商品のひとつ。

 ペイロードは、実写映画の世界観を舞台としたゲームに登場する量産型ドローンユニットで、ゲーム中では、頭部と腹部の形状を変更して、オートボット、ディセプティコンの両サイドに登場する。今回の製品では、ディセプティコン側のデザインを再現している。
 IDW社から出版されたムービー・プリクェルコミックでは、ディセプティコン陣営に複数体の姿が確認できる。

 日本では、2007年9月1日頃に「MD-17 ペイロード」として発売された。



ビークルモード

ロボットモード


 ペイロードのビークルモードは、日本でのキャラクター紹介等では軍用トラックと記載されている場合が多いが、パッケージの記述には「アーマードトラック」とあり、これはアメリカでは一般的に現金輸送車の事を意味する場合が多い。荷台の側面にある「アーマードセキュリティーサービス」というマーキングからも、民間の警備保障会社の車両であろう事が伺える。

 ロボットモードへの変形は、後輪付近を中心に車体全体を裏返すように展開するのが特徴的。この構造の為、ロボットモード時には、カーモードの構成要素を感じさせるパーツがほとんど表面に出ておらず、ロボットモードを見ただけでは、何に変形するのかを推測する事が難しいデザインになっている。四角い荷台部分もプレート状に折り畳まれて、両肩に背負う形になる。関節部分は、フリーポーザブル仕様。

 手持ち武器は持っていないが、背面に長く延びたアームを押し込むことで、腹部に内蔵されたクローが伸長し、クローが大きく展開するという大胆なギミックがある。本体の変形ギミック自体にはオートモーフは無いが、この自動展開ギミックに「オートモーフ・アタッククロー」の名が与えられている。

 カラーリングは、全体が濃紺で関節部分等がシルバーの成型色。車体側面には、「ARMORED SECURTTY SWRVICES」のロゴとディセプティコンのエンブレムがプリントされている。また、ロボット胸部にはメタリックブルーで幾何学的な模様が描かれているのも特徴だろう。

 この商品は、パーツの組み立てに難があり、バンパー、腹部、胸部の3つのパーツが外れ易く、場合によっては自分で接着する必要がある。パーツには接着剤を塗布した痕も見られるが、何故かきちんと接着されていない。これは、日本版だけで無く、海外に出荷された商品においても同様の傾向である。



うしろ


 ↑オートモーフ・アタッククロー展開状態。

 強力なスプリングが内蔵されている為、展開状態で固定する事は不可能だが、写真ではワイヤーを使って固定した状態で撮影している。

側面のマーキング


 ↑変形途中。

 後輪付近を中心に、背中のアームのみを残して、全体を裏返すように展開する。



ゲーム中のデザイン■


ディセプティコン

オートボット

  ゲーム中では、ディセプティコン側は単眼カメラアイと円形の腹部、オートボット側は口マスクと小さな双眼のフェイスに多角形の腹部となっている。
 オートボット側のフェイスデザインは、バランスが異なるものもあるが、どのドローンも共通の構成で、丁度、マイクロン伝説に登場するマイクロン・ウィーリーに良く似た顔立ちになっている。

2007実写映画インデックスに戻る。

inserted by FC2 system