パッケージ
MUDFLAP
(マッドフラップ)
 アメリカでは、トイザらス限定商品として2008年6月頃から発売された「ムービー・オフスクリーン」ヴォイジャークラス商品2種の内のひとつ。

 マッドフラップは、2005年に発売された、サイバートロン・シリーズの同名キャラクターのリペイント製品。映画には登場しないキャラクターで、2008年の時点では、コミック等の媒体にも登場していない。

 なお、2009年公開の実写映画パート2には、オートボット側に同名のキャラクターが登場するが、特に関連性は無い別のキャラクター。



ビークルモード

ロボットモード

 クレーン車に変形するマッドフラップは、サイバートロン・シリーズで発売された同名商品のリペイント製品。ハズブロのサイトによれば、当初は、『ソウトゥース』(SAWTOOTH)という名称で計画されていたが、商標が使用できなかった為、今回は、旧製品の名称がそのまま使用されたとコメントされている。

 変形パターンは独特で、前後対称のシャシーが中央部を胴体に、手足を左右対称に展開してロボットモードを形成する。武器ギミックを搭載した運転席と、クレーンは両腕にそれぞれ取り付けられている。

キャラクター

 マッドフラップは、極めて邪悪なディセプティコンだが、ディセプティコンの主義に疑問を持ち、密かにオートボットへの参加を望んでいるというキャラクター設定がなされている、これは、元製品となったサイバートロン版マッドフラップが、アニメの中でオートボットからディセプティコンに鞍替えしたのと対照的である。

カラーリング

 建設車両らしく、全身黄色で、運転席や胴体等は白の成型色。クレーンとミサイルランチャーには、黒のストライプが彩色されている。クリアパーツはスモーククリア成型。
 この製品の配色は、1989年に発売された、G1マイクロマスターのクレーン車「エレクター」からの引用だとハズブロのサイトでコメントされている。



うしろ

サイバーキー・ギミック

 この製品は、流用元となったサイバートロン・シリーズの共通要素であるサイバーキーによる起動ギミックが内蔵されている。

 マッドフラップは、運転席とクレーンの2箇所にサイバーキースロットがあり、運転席側に差し込むと、ミサイルランチャーが展開。クレーン側に差し込むと、クレーンからブレードが展開する。このブレードは、パッケージの記載ではサイバートロン版と同じく『エネルゴン・ソー』と記載されているが、設定文の中では『モレキュラー・エッジ・ソー』(分子歯のこぎり)と呼ばれている。

 画像には無いが、いずれの武器もロボットモードでも使用可能。


G1エレクターとの比較

 ハズブロのサイトでコメントされたように、マッドフラップのカラーリングは、G1マイクロマスター・エレクターから引用されている。日本では、1990年に「マイクロトランスフォーマーDX・クレーガン」の名称で発売された商品で、トレーラータイプのクレーン車に変形する。
 名称も軍団も異なるが、ビークルモードの形状は、リペイント製品に相応しいモチーフ選択と言えるだろう。

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