パッケージ

LONGARM

(ロングアーム)

MA-15 オートボットロングアーム

 アメリカでは、2007年8月頃に発売された、デラックスクラスアソートwave5から登場した商品のひとつ。

 ロングアームは、実写映画の世界観を舞台としたゲームに登場する量産型ドローンユニットで、ゲーム中では、頭部と腹部の形状を変更して、オートボット、ディセプティコンの両サイドに登場する。今回の製品では、オートボット側として発売されているが、頭部は両軍どちらとも違う形状、腹部はディセプティコン仕様にて造型されている。ムービー・プリクェルコミックでは、地球ビークルスキャン前と思しい姿が複数体確認できる。

 日本では、2007年9月1日頃に「MA-15 オートボットロングアーム」として発売された。日本版では商品名に軍団名が付されている。



ビークルモード

ロボットモード


 ロングアームのビークルモードであるレッカー車は、特定の車種をモチーフとしたものでは無いが、部分的にフォード製の車種に似た箇所が見受けられる。
 映画本編の終盤のシーンにはミカエラ・ベインズが運転するレッカー車が登場するが、このロングアームのビークルモードのカラーリングは、このレッカー車のものをモチーフに配色されている。ちなみに、映画本編に登場したレッカー車は、GMCトップキックの旧モデルがベース車両となっており、ロングアームのビークルモードとは形状が全く異なる。

 ロボットモードへの変形は、ボンネット部分を展開して脚部に、荷台部分を開いて腕部にするというパターン。クレーン部分はスプリングでミサイル発射可能な銃に変形するが、この銃は右の手の平にネジ留めされており取り外す事はできない。
 関節部分は、基本的な箇所は可動するフリーポーザブル仕様で、可動範囲は比較的広く、大きくポーズ付けする事が可能。腹部も左右に回転させる事ができる。

 この商品は、オートモーフギミックは基本的には採用されていないが、回転灯部分を折り畳む際に左右が連動する構造になっている点がそれと言えるかも知れない。

 カラーリングは、先述の通り、映画に登場するレッカー車をモチーフとした、ホワイトに基調にボンネット部分がブルー。車体側面には、「ORSON'S TOWING」のロゴとオートボットエンブレムがプリントされている。このロゴは映画に登場するレッカー車のものに似た書体で書かれているが、映画に登場するものは「MIKE'S TOWING」である。
 頭部は、採光により眼が光って見え、額にはオートボットのエンブレムが小さくプリントされている。



うしろ

 ↑レッカー車のクレーン部分は、多少、上下に動かせる。他の車両を引っ掛けて牽引させる事も可能。 

 ←銃を構えたポーズ。この銃はパッケージによれば「クォグマキャノン」と名付けられている。


ゲーム中のデザインとの違い■


ディセプティコン

オートボット

  ゲーム中では、ディセプティコン側はスィンドル等と同様の単眼カメラアイと円形の腹部、オートボット側は口マスクと小さな双眼のフェイスに多角形の腹部となっている。
 玩具版の頭部は、このどちらとも異なる形状だが、ムービー・プリクェルコミックでは地球ビークルスキャン前のロングアーム型ドローンと思われるロボットが何体か描かれており、その頭部がこの玩具版に似た形状になっている。このシーンでは状況から見てディセプティコン側の所属と思われ、腹部も玩具版と同じく円形で描かれている。

 玩具では銃に変形するクレーンは、ゲームデザインでは背中にそのまま取り付けられており、攻撃用武器として使用される。

玩具版頭部

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