パッケージ
INFERNO
(インフェルノ)
 アメリカでは、トイザらス限定商品として2008年6月頃から発売された「ムービー・オフスクリーン」ヴォイジャークラス商品2種の内のひとつ。

 インフェルノは、2002年に発売された、アルマダ・シリーズのレッドアラートのリペイント製品。元製品同様に、ミニコン・ロングアームが付属する。
 映画には登場しないキャラクターで、2008年の時点では、コミック等の媒体にも登場していない。



ビークルモード

ロボットモード

インフェルノ

 インフェルノは、レスキュー仕様のSUVに変形するオートボットで、設定上は、仲間のオートボットのプログラムにリンクして、感情の診断を行う、いわば精神科医としての役割を持つ。製品は、アルマダ・シリーズで発売されたレッドアラート(日本のマイクロン伝説版ラチェット)のリペイント製品で、ムービー・オフスクリーン・リペイントでは、唯一のアルマダ・シリーズからの流用アイテム。

 この製品には、電池を使用したライト&サウンドギミックが搭載されているが、アルマダ版レッドアラートとサウンドパターンは全く同じで、変更はされていない。

 ハズブロのサイトに掲載されたコメントによれば、インフェルノの名称とカラーリングは、G1シリーズの同名キャラクターと、映画版ラチェットの初期デザインのひとつからの引用とされている。また、配色はG1マイクロマスターのトートからの影響もあったという。

カラーリング

 インフェルノのカラーリングは、全体に赤の成型色で、脚部、腕部、車輪等はブラウン。カーモードでは、シルバーのストライプが彩色されている。ウインドウやランプ等はクリアブルーの成型色。車体側面には、マーキングがプリントされている。ボンネットには、シルバーで彩色されたオートボットエンブレムがあるが、実際にモールドされているので、元製品と同じく、映画版では無い通常の図版となっている。




うしろ


車体側面のエンブレム

MINI-CON LONGARM
(ミニコン・ロングアーム)


ビークルモード

ロボットモード

ミニコン・ロングアーム

 元製品と同じく、この製品にはパートナー・ミニコンである「ロングアーム」が付属している。これは、日本で配布された景品用マイクロンという例外を除けば、ムービーシリーズで発売された唯一のミニコンである。しかし、設定的には一切フォローされておらず、映画世界観におけるミニコンの定義が不明なのは勿論、キャラクター設定文においても、ロングアームの存在には一切触れられていない。また、映画シリーズでは、先に同名のレッカー車型TFが存在しているが、それとの関係性の有無も不明である。

 ロングアームは、クレーン車に変形し、クレーンは展開、旋回が可能。
 カラーリングは、インフェルノに使われているのと同じブラウンとグレーが基本色で、眼(バイザー)と胸は赤で彩色されている。

 
うしろ

ミニコン連動ギミック

 この製品は、付属のミニコンとの組み合わせで数々のギミックを楽しめる。

 車体上部のミニコン・ジョイントにロングアームを合体させ、そのままジョイントを前方へスライドさせると『レッドアラート!』のセリフと共にランプがランプが点滅、続いてサイレン音が鳴る。
 ジョイントを後方へスライドさせた場合は、射撃音と共にランプが点滅し、ルーフから銃が展開する。また、この銃は実際にスプリングによる発射機能があり、取り外してロボットモードの手に持たせる事もできる。

 ボンネットのミニコン・ジョイントにロングアームを合体させると、フロント部分が展開、その状態でロングアームを後ろへスライドさせると、発射サウンドと共にディスクが発射される。

 左脚部のプレートは展開するとリペアモードに。右脚部のプレートには、左手用のアタッチメントが2個収納されている。

ビークル・バトルモード


ロボットモードでの銃展開
 
銃を手に持たせる
   

リペアモード

ディスクランチャー

コンセプト

 インフェルノは、2008年の時点ではコミック等にも登場していないキャラクターだが、配色のモチーフになったという映画版ラチェットの初期デザインは、映画公開前に出版された、ムービー・プリクェル・コミックにモブキャラとして描かれており、一部のファンの間では両者を同一視する向きもあるが、本来は区別して考えるべきものであろう。

 以下の画像は、映画版ラチェットの初期デザイン。映画版TFのロボットデザインを担当した、ベン・プロクターのサイトより引用。
 この時点ではベース車両が、GMCトップキックの旧モデルである事が判る。


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