パッケージ
CRANKCASE
(クランクケース)
 アメリカでは、ウォルマート限定商品として2008年9月頃から発売された「ムービー・オフスクリーン・リペイント」デラックスクラス第2弾アソート3種の内のひとつ。
 このアソートで発売された3種の製品は、いずれも過去のシリーズのキャラクターから、設定、配色等を引用しているのが特徴。


 クランクケースは、1988年に発売された「トリガーコン」というカテゴリに属する同名のキャラクターを引用している。製品は、サイバートロン・シリーズのレッドアラートのリペイント。



アサルトビークルモード

ロボットモード


 クランクケースの設定、配色のベースとなった、G1クランクケースは、1988年に発売された「トリガーコン」という武器展開ギミックを持ったカテゴリの商品の1体だった。今回の製品では、2005年に発売されたサイバートロン・シリーズの「レッドアラート」(日本のギャラクシーフォース「ファストエイド」)をリペイントしているが、この製品は、G1クランクケースに似た武器展開ギミックを持っており、リペイント流用元としては相応しい選択となっている。

 カーモードは、危険物処理班の車両をモチーフとしてリペイントされているが、これはマーベルコミック版設定でG1クランクケースが、ディセプティコン参加前に燃料流出汚染の清掃作業員だった所から決定したものとコメントされている。なお、パッケージでは、武器ギミックを反映したのか「アサルト・ビークル」と記載されている。

カラーリング

 カラーリングは、G1版よりも明るい感じになっているが、同様にブルー系を基調にしており、関節部等にはシルバーの成型色。ウインドウや回転灯はクリアイエローで成型されている。カーモードは、シルバーのラインに、「HAZ-MAT OPERATIONS」(危険物処理)のマーキングがプリントされている。胸部には、ディセプティコンのエンブレムがシルバーでプリントされているが、ムービー版ではない通常の図版が使用されている。

設定の位置づけ

 この製品は、当然映画には登場しない玩具のみのキャラクターであるが、2008年後半にIDWから出版されたムービー・シークェル(後日譚)・コミックシリーズ、「レイン・オブ・スタースクリーム」の本編に、細部のディテールを映画キャラクター風にアレンジされて登場している。

 ではあるが、今回、同じアソートで登場した3種の製品は、ハズブロのスタッフによると当初ユニバース・シリーズでの発売を想定して製作されたものがムービー・シリーズにスライドしたものと発言されており、事実、設定面でもムービー・シリーズに特有の用語や設定は用いられておらず、そのままG1世界観での新バージョンと解釈することも、ファンの個々の判断においては可能である。



うしろ


車体側面のエンブレム

武器ギミック■

 
サイバーキーによる、武器展開

 この製品には、流用元となったサイバートロン・シリーズの共通要素であるサイバーキーによる起動ギミックが内蔵されている。 カーモード及び、ロボットモードでサイバーキーを差し込むと、側面パネルが左右に開き、キャノン砲が展開する。


 
左腕にオプションを装備

 また、スネになるロボットモードのボンネットには、左右にオプションの武器パーツが収納されており、左腕のアームガンの先端に取り付ける事ができる。

G1クランクケースとの比較


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