パッケージ |
ARCEE (アーシー) 「MA-11 アーシー」 |
デラックスクラスwave4アソートから登場した商品のひとつで、アメリカでは、2007年7月頃から発売された。 オートバイに変形するオートボットの女性戦士アーシーは、映画には登場しないキャラクターだが、脚本の初期段階では映画への登場が予定されており、デザインも数バージョンが作成されている。しかし、途中で登場キャラクターがアイアンハイドと差し替えになった為に、その活躍がみられるのは映画公開時点ではIDW社が出版したムービー・プリクェルコミックのみとなっている。 日本では、2007年8月9日頃、「MA-11 アーシー」として発売。 |
ビークルモード |
ロボットモード |
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アーシーのオートバイモードは、非常にリアルな印象だが、実在の車種を再現したものでは無いようだ。当初、映画への出演が予定されていた際のデザイン画には、オートバイモードとしてビューエル・ファイアーボルトXB12Rの2006年モデルが描かれているが、玩具は全く異なる形状。 オートバイモードでは、左側に可動式のスタンドがあり、自立する事ができる。右側面には、ロボットモード時の武器であるクロスボウから発射されるミサイルがマフラーのように取り付けられている。 変形パターンは、2004年に発売されたエネルゴン版アーシー(日本のスーパーリンク「エリアル」)によく似ており、基本的なパーツ配置はほぼ同じと言える。 ロボットモードは、女性的な細身のスタイルで、関節は基本的な部分はほぼ可動するフリーポーザブル仕様。エネルゴン版では、シート部分が変形するロボットの腕パーツが大きくバランスが悪い印象だったが、今回のムービー版では、シート部分を分離して武器パーツにする事で、腕本体を小さくまとめている。 前輪パーツは、U字型に分割して左右の肩に配置されているが、このパーツのポジションは、デザイン画を見る限りでは、手前に倒して腕の前に来るようにするのが正しいようだ。実際に、この位置での位置決め用にスリット状のダボがある。 デザイン画では、U字型に分割したタイヤがさらに中心線で左右に分割されており、肩の前後に取り付けられているが、さすがにここまで再現するのは無理だったようだ。また、後輪は玩具ではエネルゴン版のように背中にそのまま配されているが、デザイン画では前輪同様に4分割して、ヒザに取り付けられている。 オートモーフギミックは、本体では無く、ロボットモード時にシートから変形するクロスボウに内蔵されている。ミサイルを差し込むと、シートの側面から弓が展開。ミサイルを発射すると元に戻る。 カラーリングは、赤紫と黒が基調。風防はクリアブルー成型で、頭部は眼と後頭部も同色で成型されているが、色が濃すぎる為に、採光式発光ギミックとしては成立していない。 車体には、「RC1100」のマーキングがあり。クロスボウの中央には、シルバーでオートボットエンブレムが、後部のナンバープレートには、「Massachusetts TF7407」とプリントされている。7407は勿論、全米での映画公開日からの引用。 |
前輪を左右に展開した状態。 ロボットモードの体型がよくわかる。 |
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オートモーフアクション
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ミサイルを差し込むと、弓が展開する。 |
補足情報
武器パーツは、説明書の図やパッケージ写真によれば、左腕のジョイントに接合する。はめ合わせが悪く、押し出されるように外れてしまう事が多いが、ティッシュペーパー等を挟むと外れにくくなるようだ。 |
胸部のタイヤは、展開した状態の上画像にある矢印のスリットとポッチを合わせるように、前方に折り畳むとタイヤが回転せずに固定される。 |
■参考外部リンク■
・アーシーの映画用デザイン画(Unicron.com) ボットコン2007のイベントのひとつ、ハズブロ見学ツアーにて展示されていたもの。一番右側の図が、玩具デザインのベースとなったものと思われる。 以下に、該当部分の画像を引用。 |